ムー大陸です
今回はロックは死んだのか?
についてです
1950年代にロックが誕生し、既に半世紀以上が経っています。その間に何度も何度も色んなアーティストが「ロックは死んだ」「ロックは決して死なない」「ロックよ永遠に」と言った発言をしたり、あるいは歌詞に乗せて歌ったりして来ました。1958年バディ・ホリーが飛行機事故で死んだ際には、早くもロックは死んだという言説が現れ、それから約20年経って、元セックス・ピストルズのジョニー・ロットン(ジョン・ライドン)が「ロックは死んだが、ポップミュージックは生きている」と言ったりしました。真意は図りかねますが。その他にも、色んなミュージシャンが「ロックは死んだ」と言っています。これらも一つ一つどう言う意味なのか検証はしませんが、大体が商業主義に毒されたから、デジタル化に飲み込まれて、主義主張が無くなったなどというところが主です。
それに対して、その時々に現役でロックを創っているアーティストやバンドは「ロックは死んでいない」と反論してきた。当たり前ですね、自分たちがロックしてるんだから、死んでるわけないだろって話です。
身も蓋も無い言い方ですが、一つの音楽ジャンルが簡単には死にません。いわゆる政府とかの弾圧、検閲でも無い限りは。流行り廃りはあるでしょう。かつての勢いを考えれば、演歌は死んだんでしょうか?いえ、死んでません。好きで歌っている人、聴いている人がいる限り、音楽が死んだりすることはないでしょう。
伝統派音楽、例えば、純邦楽のジャンルでは、一つの楽器の継承者がいなくて途絶えてしまうなんてケースがあると聞きます。それは辛い話ではありますが、大きな純邦楽が消えたりはしないでしょう。
ましてや、ロックは一度はポップミュージックの世界で天下を取った音楽ですから、死んだりするはずがないと普通に思います。「ロックは死んだ」と発言して話題になるのは、やはり、ロックが元気だった時代なんだなと思えます。商業主義に染まってロックが死ぬ?、そう言ってるあなたはロックで飯を食ってるミュージシャンじゃないんですかと聞きたくなる。端から商売ですよ、ロックは。デジタル化の波?シンセ入れてるバンドはロックじゃないのか?とも考えてしまいます。
さて、ロックは今まで通り死んでません。ただ、細々と生きている感じにはなっていると思います。上述の演歌と同様ですね。勢いがある時期を通り過ぎ、本当に好きな人間が聴く音楽になっていくのではないでしょうか。クラシック然り、ジャズ然りです。逆に真価が問われるのはこれからなのでは?チャーリー・パーカーやマイルス・デイヴィスは魅力的で、彼らのようなミュージシャンが生きてるうちはジャズも活気がある。でも、ジャイアンツたちは徐々に消えていき、後を継ぐ者は小粒になっていく。それでも、演る方も聴く方もジャズが好きな人たちがじっくり育てていく時期に入って久しいと思います。
ロックもそうなるでしょう。
ポップミュージックのメインストリームの座はヒップホップに奪われました。ポール・マッカートニー、ミック・ジャガーらレジェンドたちもいずれは他界する。私たちロックファンは再度ロックが好きだということを確認するところから始めればいいだけです。ロックは死にませんよ。
それでは、また。
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新曲公開しました!是非聴いて下さい。
「死ぬまで生きていくんです」
「楽しんだモン勝ち!」