ムー大陸の音楽探検

ボカロP・ムー大陸が紹介する音楽のアレやコレや

名曲たちの成績表12〜「The Stranger」

ムー大陸です

 

チャートアクションから過去の名曲を振り返る名曲たちの成績表のコーナーです。今回は、

 

「The Stranger」

 

です。

 

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言わずと知れたビリー・ジョエルの名曲です。1977年に発表した彼の出世作であるアルバムのタイトル曲です。

1970年代は海外アーティストの情報量が少なく、洋楽も海外で売れたものをそのまま国内で売るというよりは、日本で売れそうなものをレコード会社の洋楽担当者たちがセレクトして売っていた時代です。従って、1970年代には日本で妙に人気が高いアーティストというのが存在しました。

 

その理由は様々ですが、一つの大きな傾向として、メロディアスな曲を得意とするアーティストは日本人受けしました。これは英語が理解出来ない日本人は曲の美しさに重点を置くからだと思います。ですから、カーペンターズなんかが好かれました。そして、ビリー・ジョエルもメロディが美しいアーティストです。彼も間違いなく特別に日本で人気が高いアーティストです。

 

いや、ビリー・ジョエルは本国アメリカでも普通に人気です。別に特別日本で人気がある訳ではない。もちろん、その通りです。でも、微妙に人気の熱みたいなものが異なると思うんです。特に77年から80年あたり、つまりビリー・ジョエルが成功した時、アメリカ以上に日本は熱く迎えたと思うのです。その象徴が本日のテーマ「The Stranger」なのです。

 

ビリー・ジョエルはそれまで「Piano Man」(最高位25位)、「The Entertainer」(最高位37位)の小ヒットのみに留まっていました。それがアルバム「The Stranger」からTop10ヒットを放ち、グラミー賞まで獲得したのです。なので、彼がここで一躍スターダムに躍り出たのは間違いありません。でも、実際、チャートアクション的にはそこまで大きくないんです。

アルバムからのファーストシングル「Just The Way You Are(素顔のままで)」これが最高位3位まで上がる大ヒットとなりましたが、その後「Movin' Out(ムーヴィンアウト)」(最高位17位)、「Only The Good Die Young(若死にするのは善人だけ)」(最高位24位)、「She's Always A Woman(シーズ・オールウィイズ・ア・ウーマン)」(最高位17位)と実に微妙です。

 

「Just The Way You Are」

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確かにグラミー賞の最優秀レコードと最優秀楽曲を獲得しました。しかし、例年、大抵ヒットチャートで1位になった曲が受賞するんですが、たまにそうでない年があるんです。イギリス人アーティストが年間1位だったり、アメリカ人でも新人とかニューウェイブ系が年間1位だったりすると、もうちょっと相応しいアダルトコンテンポラリー周辺のヒット曲に白羽の矢が立つことがあります。アルバム発表は1977年ですが、ヒットしたのは78年、受賞は79年です。78年はディスコブームです。ビー・ジーズやアンディ・ギブの人気が凄かった。実際、「Just The Way You Are」が最高位3位だった時、1位がビー・ジーズ「Stayin' Alive」2位

アンディ・ギブ「「Love Is Thicker Than Water」でした。ちなみに、4位はクイーンの「We Are The Champions」です、面白いチャートですね。ただ、ディスコミュージックはグラミーの最優秀レコードには不向きと判断されたのでしょう。なので、別の年だったら、受賞は無かったかも知れないと私は勝手に思っています。

 

つまり、成功は掴んだものの、アメリカを代表するアーティストになるのは80年代に入ってからであり、チャート上でも1位を獲得するのは80年代です。

ところが、日本での売れ方は随分と違いました。そもそも、日本だけなんですよ、今日のテーマ曲「The Stranger」をシングルカットしているのは。アメリカでは何故しなかったんでしょう。ヒットしたと思うけど。他ではオーストラリアでシングルカットしたらしいのですが、ヒットには至っていません。

 

日本ではCMソングにも使われ、メロディが浸透したのでしょう。50万枚を超える洋楽としては異例の大ヒット。もちろん、この年の洋楽で1番の売上でした。ピンクレディーがミリオン連発の邦楽のチャートにおいても年間チャートの24位に入る快挙です。

つまり、日本ではナンバーワン外国人アーティストだったんです。日本においてはピアノマンと言えば、エルトン・ジョンよりビリー・ジョエルでしょう。この2人は一緒にツアーに出たことがありました。正直、世界的に見ると、ヒット曲の多さから、ビリーは互角に渡り合うのはキツイでしょうが、唯一日本においては互角以上だった印象です。

次のアルバム「52nd Street(ニューヨーク52番街)」においても日本独自路線は継続。アメリカでは最高位24位に終わった「Honesty(オネスティ)」が大人気でした。後のベスト盤では日本盤だけに収録されました。

 

「Honesty」

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80年代に入ると、MTVの普及により、日本と世界の市場にあまり差が無くなって来ます。アルバム「Innocent Man」の頃は日本人も完全にリアルタイムで追いかけていました。でも、それはアメリカでの人気が日本での人気に追いついた印象です。ひょっとすると、70年代日本人はビリー・ジョエルを過大評価していたのかも知れません。しかし、80年代ビリー・ジョエルが世界的に大ヒットを飛ばし、それは正当な評価だったと落ち着きました。

アメリカで1位になったのは「It's Still Rock And Roll To Me(ロックンロールが最高さ)」、「Tell Her About It(あの娘にアタック)」、「We Didn't Start The Fire(ハートにファイア)」の3曲。日本のファンにしてみると、意外と言うか、不自然にすら感じるラインナップ。

 

「It's Still Rock And Roll To Me」

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「Tell Her About It」

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「We Didn`t Start The Fire」

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とにかく、日本のファンは「The Stranger」と「Honesty」が大好きです。

それでは、また。

 

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「春に死のう」

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歴史ドラマは難しい

ムー大陸です

 

 

前回まで大河ドラマについて書きました。色々文句も言いましたが、毎年欠かさず見ている者の戯言とお許し下さい。

歴史ドラマとは難しいものです。

これが歴史の研究、学問であれば、分からない事は分からないと言うしかありません。研究においては、史料などの証拠があって初めて事実が明らかになります。いや、あっても解釈が分かれる場合も多いので、諸説並び立つことになります。

 

しかし、ドラマは違います。 

その分からない部分を想像で埋めるのが、小説家、脚本家たちの腕の見せどころです。例えば、何故明智光秀本能寺の変を起こしたか?これは光秀の自筆の書でも発見されない限り分かることは無いのです。ドラマではそれを描かなければいけません。少なくとも光秀はもちろん、信長や秀吉を主人公とするなら必須です。ただ、そこは説得力が要るのです。明智光秀は神のお告げを聞いて謀反に及んだ。これでは到底受け入れられない。いや、そうかも知れないだろ、どこにも書いてないんだからと主張することは出来ますが、説得力に欠けます。

 

歴史ドラマのストーリー作りとは分かっていることは曲げずに、分かっていないことを膨らます作業です。何を膨らまして、何を無視するかを取捨選択する、これが核になります。ここが私の取捨選択と合致したり、合致してなくても想像を超えていたりすると、いいドラマと感じるのです。

 

2年前の大河ドラマは「鎌倉殿の13人」でした。三谷幸喜氏の脚本は巧みで、1年間楽しく見ることが出来ました。あのドラマ、主人公は北条義時でした。歴史の教科書に必ず出て来ますね。

ただ、史料には義時の名前は出て来ません。この時代のドラマを書こうとしたら、必ず読み込むのが「吾妻鏡」です。同史料には北条義時ではなく、江間小四郎、江間四郎、北条小四郎の名で登場します。

 

なので、小栗旬氏扮する義時は、みんなから小四郎と呼ばれていました。公の場は別にして、日常的には義時ではなく小四郎の方を呼ぶのが当時の慣習です。江間とは伊豆の地名です。北条氏は伊豆の豪族。義時は江間に所領を持っていたので、江間を名乗っていたのです。これは分家であって、北条の後継ぎではないということです。

 

そして、四郎は四男を意味します。北条時政の四男で四郎。小四郎とは四男の四男です。つまり、父親北条時政も四男なのです。当時でも寿命的に親子二代で現役は充分あり得ます。時政も四郎、義時も四郎だと、北条の四郎と言った時、「どっちの?」となるので、息子の方を小四郎と呼ぶのです。長男の長男は小太郎です。長男の次男は太郎次郎となります。

 

ちなみに徳川家康は次郎三郎と名乗ります。本来一族総領は長男が務めるところですが、その時々の事情で次男が務め、その次の代でも三男が務めたことがあったのです。そのため次郎三郎家と呼ばれ、その末裔が家康です。家康は長男です。次郎三郎家の太郎です。もう、冗談みたいです。

 

話を戻します。義時に3人も兄はいませんでした。ドラマでも片岡愛之助氏扮する兄北条宗時は三郎なのに長男、小四郎は次男でした。理由は分かっていません。どこにも書いていないからです。想像すると、長男次男が早くに死んでしまったとか、何かの験を担いでか?

そこ、ずっと気になっていたんです。

「鎌倉殿の13人」のドラマで、そこに何らかの解釈を加えることを少し期待していました。と言うのも、あのドラマは「ゴッドファーザー」のようなファミリーの物語だと聞いたからです。ならば、そこに触れるのもアリと勝手に先走りました。結局、本編にはあまり影響無い上に、史実は不明で面倒くさいですから無視しましたね、無難です。そこの取捨選択は私とは合わなかったようです。

 

合わないのはいいのです。

一番良くないのは、登場人物に何かをさせておいて、その理由を示さないことです。

上述のように明智光秀は何故裏切ったのか?ドラマでその答えを見たいのです。決して光秀に「分からない」と言わせないで欲しい。

例えば、こんな場面を想像して下さい。本能寺の変後、誰かが光秀に問う

「何故このようなことをなされたのか」、

光秀がそれに答え

「分からない、でも、やらずにはいられなかった」

こんなやり取りは勘弁して下さい。もし仮に本当に光秀にさえ理由は分からなかったとしても、脚本家は理由を見つけなければなりません。そうでないと、脚本家こそが分かってないから、誤魔化した、視聴者に判断を委ねたと見えてしまいます。それなら、神の御告げ説でもいいから、自身の解釈を示して欲しい。それを見るのが歴史ドラマの楽しみですから。

 

なので、歴史ドラマを素晴らしいと感じる順に並べると、

①私の解釈を遥かに超えている

②私の解釈と合致している

③解釈は示されているが、ありがち

④解釈は示されているが、説得力なし

⑤解釈示さない

となります。

⑤なんてないと思うかも知れませんが、割とあります。細かいシーンまで含めれば、何故そうなるか明確にしないまま進むことが。

そういうのはキツイな。

すみません、勢い余って音楽と関係ない話をしてしまいました。次回は普通に音楽の話で。

それでは、また。

 

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「春に死のう」

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NHK大河ドラマのテーマ曲の世界③

ムー大陸です

 

 

 

前回、前々回と2回に渡ってNHK大河ドラマのテーマ曲について書きました。

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私のオススメのテーマ曲も挙げました。最初にお断りしたように、古い作品に偏ってしまいました。なので、オススメの選に漏れたものを準オススメとしてザックリとジャンル毎に触れていこうと思います。

①戦国モノ

戦国モノは全63作の内21作。丁度3分の1です。オススメに挙げなかった戦国モノなら、

風林火山」が良いです。千住明氏の音楽も中々です。宿敵長尾家の描き方は「武田信玄」よりずっと丁寧です。GACKT氏の長尾景虎最高でした。

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毛利元就」は中国地方の戦いの描写が貴重です。が、元就はもっと恐ろしいでしょう。音楽は渡辺俊之氏。

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軍師官兵衛」硬派な作りでした。でも、秀吉は竹中直人氏の再登場でない方が良かった。音楽は菅野祐悟氏。

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真田丸」は人気投票ではトップクラスでしょう。三谷幸喜氏の作品はどれもドラマとしては面白いですが、歴史モノとしては微妙。NHK大型時代劇の「真田太平記」の方が好きです。音楽は服部隆之氏です。

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麒麟が来る」の本能寺の変は面白かった。謀反の理由は私は実質勅命と解釈しました。正親町帝の「信長はどうか?」は良かった。謀反後の描写が欲しかった。音楽はジョン・グラム氏です。

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「国取り物語」

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「国主になってみたいものだ」は名台詞。ただ総集編のみ視聴可能です。音楽は林光氏。

 

独眼竜政宗

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最高視聴率を誇る作品。東北ローカルの戦いの前半部分は面白いです。伊達が天下に届かなくなるに連れて尻つぼみ。音楽は池辺晋一郎氏。

 

その他数多くの戦国モノがあります。「おんな城主 直虎」、大河主人公の器じゃありません。「江〜姫たちの戦国〜」、政略結婚に愛を絡ませるのキツイです。「天地人」、越後国内の御館の乱までは面白いです。「功名が辻」は1年間かけてやるほどの話じゃないです。「徳川家康」「信長」「秀吉」は三英傑の話なので、盛り上がりそうなんですけど、どうも当たり前過ぎます。主役にするとキャラが立たなくなるんでしょうか。昨年の「どうする家康」は逆にあり得ない解釈が強過ぎでした。「利家とまつ」はドラマとしては面白いですが、まつがどこへでも現れ過ぎです。「おんな太閤記」も同様に秀吉ではなく妻ねねが目立ち過ぎです。なので、ここら辺は優先順位は低いです。歴史事件の何故に説得力ある自らの理由付けを明確に示すものが見たいです。それをおぼろげにして、視聴者に委ねるものは正直見なくていいです。

 

②幕末モノ

幕末から明治を描いた作品は16作。このジャンルの準オススメは、

翔ぶが如く

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大久保利通は偉大な人物。ちゃんと描かれていて嬉しい。維新後の西郷大久保の対決が見事。前半部分はイマイチ。音楽は一柳慧氏。

「青天を衝け」

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近代日本経済モノ好きです。幕末までが長過ぎ。もっと明治以降の経済面に重点を置いて欲しかった。住友の廣瀬宰平や安田善次郎なども出たら良かった。音楽は佐藤直紀氏。

新選組!

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三谷幸喜氏最初の大河です。沖田総司が誰よりも強い設定になっている新選組が好きです。そのこだわりが感じられて嬉しかった。音楽は服部隆之氏。

 

春の波濤

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マダム貞奴と川上音次郎の話。音楽の歴史としても興味深い。音楽は佐藤勝氏。

 

その他「篤姫」は人気なようですが、徳川家定の描写などあまり支持しません。人物像も私のイメージと合いませんでした。「龍馬伝」の龍馬は商売の夢があまり見えませんでした。政治的な運動家、海援隊もカンパニーと言うより政治結社に見えて受け入れ難いです。「西郷どん」はどうも全体的にライトな感じです。西郷隆盛が見たければ「翔ぶが如く」を見ましょう。「徳川慶喜」は意外と面白いと思いますが、分かりにくく地味です。「八重の桜」「花燃ゆ」は大河の題材には相応しくないように思います。「竜馬がゆく」は残念ながら視聴出来ません。「勝海舟」は総集編のみ、総集編も2部になっていて短いので、評価難しいです。

 

③源平モノ

平安末期から鎌倉初期です。

草燃える

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よく出来てます。ただ北条政子が主人公だと出番があまり無くなって来る。源頼朝も早く死んでしまうし。音楽は湯浅譲二氏。

「鎌倉殿の13人」

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その点北条義時が主役だと話の軸がしっかりする。上記2作品を比べながら見るのも楽しい。政敵を全て倒し、上皇まで島流しにした男が、妻と友に毒を盛られ、姉にトドメを刺される因果応報はさすが三谷幸喜氏です。音楽はエバン・コール氏。

ただ、同じ事でも「草燃える」の描写が優れていると思う場面も少なくないです。

これ以外の作品ですが、「義経」は主人公が当たり前過ぎる人物像。仕方ないですけど、主役だから。俳優はみんな良かったのに。「平清盛」、保元・平治の乱あたりは良かった。源平の争いに主人公が何をしようとしたかが不充分だった。「新・平家物語」は総集編のみなので評価しにくいです。後回しでいいでしょう。

 

④江戸モノ

江戸時代です。徳川家モノか忠臣蔵が主です。

「葵 徳川三代」などは評判良いようですが、関が原、大阪の陣どれも司馬遼太郎氏の解釈と変わりません。独自色薄いです。俳優陣は素晴らしいです。忠臣蔵なら「峠の群像」が一番ですが、これなら民放の「忠臣蔵」ドラマの方が充実しています。「忠臣蔵」には一つの様式がありますので、歴史ドラマと言うより時代劇として見たいです。「元禄繚乱」も忠臣蔵モノだから同様です。「元禄太平記」も一応「忠臣蔵」モノの位置付け。但し、柳沢吉保視点が面白い。ですが、総集編のみ視聴可。「八代将軍吉宗」「春日局」は大河としては物足りない。年通してやる話とは思えません。「樅の木は残った」はストーリーは面白いです。これも総集編のみ、その上、保存状態は良くない。ちゃんと見てみたかったです。「武蔵 MUSASHI」はあまりいい出来とは思えません。音楽はエンニオ・モリコーネでした、もったいない。宮本武蔵の映像作品なら面白い映画やドラマが他にありますので、そちらを。全体的に江戸モノは後回しにしましょう。

 

⑤現代モノ

いだてん〜東京オリムピック噺〜

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東京オリンピックを意識した企画でした。あまり評判は高くないようですが、悪くないです。特に水泳になった第2部好きです。フジヤマのトビウオ古橋廣之進北島康介氏がやったのは泣けた。音楽は大友良英氏。

そうは言っても、大河は歴史ドラマがいい。「山河燃ゆ」は結構面白い。沢田研二氏が良かった。「いのち」は大河とは言い難い。これらは後回しで。

 

⑥その他の時代モノ

上記分類に属さない歴史ドラマです。

炎立つ

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これは奥州藤原氏を5代に渡って描きます。最後は一部源平の時代とかぶりますが、始まりは平安です。そもそも奥州藤原氏を描いたドラマは少ない。よくぞ作った、素晴らしいです。DVDボックス持ってます。ただ、藤原基衡の時代がカットされているのが残念です。これがあれば、オススメにしたのですが。音楽は菅野由弘氏。

今年の「光る君へ」もここに属します。まだ途中なので、評価は避けます。その他ジャンルは「太平記」「風と雲と虹と」「花の乱」はオススメに入れました。定番以外の作品には寛容です、私は。「琉球の風」はようやくソフト化されました。面白いですが、「炎立つ」ほど完成度高くないです。「北条時宗」は狙いは良かったと思います。ただ、和泉元彌氏の演技に難ありと感じました。それに北条時宗はもっとぶっ飛んだ男ではないでしょうか。フビライ・ハンの使者を斬ってしまうんですから。

 

はい、勝手な事を言いました。関係者の方々すみません。ただ、大河ドラマへの愛は伝わったと思います。皆さんも是非見てみて下さい。

それでは、また。

 

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「春に死のう」

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NHK大河ドラマのテーマ曲の世界②

ムー大陸です

 

 

今回は前回に続きNHK大河ドラマのテーマ曲についてです。前回は総論に加えて、私のオススメを1曲選びました。「風と雲と虹と」です。

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さて、今回は更にオススメとしていくつか挙げていきたいと思います。

 

武田信玄

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これは1988年の大河です。原作は新田次郎氏で、もちろん主人公は武田信玄です。

実は音楽は山本直純氏で、前回紹介した「風と雲と虹と」と同一作者ということになります。結局、私は山本氏の音楽が好きなんですね。ただ、彼の勇壮な曲調は大河によく合っています。丁度このドラマの頃が大河と言うよりテレビの人気全盛期で、視聴率も40%前後でした。

名場面も多く、数ある大河の中でも桶狭間の戦いの描写は最高です。戦争と言うより襲撃、暗殺に近い解釈は新鮮で面白い。また、甲相駿三国同盟のシーンも秀逸。どちらのシーンも今川義元役の今は亡き中村勘三郎氏(当時は勘九郎)の名演が光ります。

 

獅子の時代

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1980年の作品です。これはロック畑として初めて宇崎竜童氏が担当した大河です。ボレロ調のテーマにエレキが入るのが良い。大河の威厳とロックの融合です。

ドラマは幕末から維新の時代を架空の人物を主人公に描いたオリジナル脚本で、山田太一氏の筆でした。正直、ドラマの方は色んな要素が入り過ぎて散漫に思えて、テーマ曲ほどは好きではありません。音楽の印象が強い作品です。

 

花の乱

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1994年の作品です。作曲は三枝成彰氏です。大河のテーマ曲らしくない静かなピアノソロで始まる構成が新鮮です。その上、メロディが美しい。三枝氏の最高傑作と言えるほどの名曲と思います。都はるみ氏が歌有りバージョンを出していましたが、インストの方が圧倒的にいいです。

ドラマは日野富子を主人公とした市川森一氏のオリジナルです。今よりテレビに力があった時代にしては不人気で、当時の大河の最低視聴率を更新しました。なので、あまり評価されていないようですが、ドラマも結構面白いですよ。戦国、幕末、源平でないので、とっつきにくいでしょうが、応仁の乱がドラマで描かれることは珍しい、かなり丁寧に描いてます。そこも価値が高い。足利義政の馬鹿っぷりを先代の団十郎氏が好演しました。

 

花神

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1977年の作品です。音楽は林光氏が担当。大河のテーマ曲にルールはないと前回言いましたが、やはり典型的な大河ドラマテーマ曲というのはあります。最初に力強く盛り上げるイントロやファンファーレ。その後主題を弦楽器で静かに演奏、中間部へ展開して一息、マイナーを使うのも一つの手。再度テーマに戻り、管弦合わせて派手に演奏して、エンディングはしっとりと。こんな感じです。このテーマ曲は正に大河と言った風情です。

ドラマは司馬遼太郎氏原作。日本陸軍の父・大村益次郎を主人公としています。名場面、名台詞は数知れず。吉田松陰処刑シーンは凄い。また、桂小五郎を演じた米倉斉加年氏が素晴らしいです。大河最高傑作に推したいところですが、今では総集編しか見られないので、ナンバー1とは言い難いが、総集編でもかなり面白いです。

 

太平記

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1991年の作品です。これも「花の乱」同様三枝成彰氏作曲です。「太平記」は吉川英治氏の遺作が原作。鎌倉時代末期から建武の中興、南北朝の争乱、観応の擾乱と言う激動の時代を描きます。よって、中心は室町時代となります。室町だと三枝氏と言うイメージでもあるんでしょうか。

正直、これは楽曲はかなり冒険をしていると思います。ただ、それが際立って良いとは思いません。一方、ドラマは秀逸です。「太平記」は南北朝を舞台に足利尊氏を主人公としています。皇統の問題に触れること、足利尊氏は逆賊であることなどを理由にドラマ化は随分と躊躇われて来た経緯がありました。でも、待たされた分良いものになりました。ただ、中身が濃すぎて、1年でも尺が足りない印象でした。

尊氏が弟・直義を毒殺するシーンは最高です。また、北条高時を演じた片岡鶴太郎氏は怪演でした。

 

黄金の日日

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1978年の作品です。城山三郎氏の原作です。呂宋助左衛門が主人公、時代は信長、秀吉、家康が活躍する戦国です。大変面白いドラマで、現在大河の常連脚本家三谷幸喜氏もフェイボリットに挙げています。自身脚本の「真田丸」に松本白鸚氏演ずる呂宋助左衛門を登場させました。私個人的にも現在全編視聴出来る大河では一番だと思います。石川五右衛門一味が秀吉暗殺に大阪城に侵入するシーンは全大河の中で最も好きなシーンです。

音楽は池辺晋一郎氏です。「黄金の日日」を始め5作品においてテーマ曲を提供してます。従って、ミスター大河と言えば、池辺晋一郎氏で間違いないでしょう。彼の作品はどれもレベルが高く、安心してNHKが任せるのも納得です。この曲も商人が海に出て行く雄大かつ爽快なイメージがあって素敵です。

 

実は大河の音楽は複数回担当する人も多いです。今回紹介した中で、宇崎竜童氏以外はみんな複数回担当しています。つまり、大河の音楽はクラシックの素養が必要で、引き受けられる人が限られるのだと思います。ただ、同じような人で持ち回りするのも新鮮味がありません。最近は外国人作曲家が名を連ねるようになって来ました。良い曲なら、誰でもいいと思います。今回は私のオススメテーマ曲について書きました。

次回はここの選には漏れましたが、それなりにオススメの作品、最近の大河も含めて書きたいと思います。

それでは、また。

 

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「春に死のう」

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NHK大河ドラマのテーマ曲の世界①

ムー大陸です

 

 

今回はNHK大河ドラマのテーマ曲についてです。

ご存知の方も多いと思いますが、NHK大河ドラマ(以下大河)とはNHKが毎年、基本的には1年かけて放送する歴史ドラマです。現在も紫式部を主人公とする「光る君へ」を放送中です。同作品で63作目、つまり、大河の歴史は既に60年を超え、そのテーマ曲も63曲あることになります。

 

大河のテーマ曲に明確なルールのようなものはありませんが、基本的に歌の無いインストゥルメンタルで、NHK交響楽団が演奏するクラシック仕様、ドラマの尺との関係で長さは2分から3分程度の楽曲です。最近は2分40秒前後に落ち着くことが多いです。従って、その作曲者には主にその時々に名が知られたクラシック畑の作曲家が選ばれることが殆どです。

 

よく、大河のテーマ曲ランキングと称して投票を募ったり、あるいはマイランキングを紹介する記事等を見かけますが、かなり新しいものに偏る傾向が強いと感じます。これは古い作品を見ていない人が選んでいるからそうなるのだと思います。これだと不充分です。

 

以前にも書きましたが、私は歴史マニアで、学術書、史料も好んで読みます。音楽以外の趣味と言えば歴史です。歴史ドラマはよく見ますし、大河も現在視聴可能なものは全て見ました。その上で感じることは、テーマ曲への評価はドラマそのものへの評価に左右され易いということです。結局、ドラマ自体つまらないと、その中で音楽だけはいいんだけどという評価はしづらい、と言うか、そこまで音楽に注目していません。なので、ドラマ自体の好き嫌いとテーマ曲の人気は結びつきやすいと思います。

 

さて、そこで個人的意見として敢えて言わせて貰うと、昨今の大河の質は以前に比べて落ちていると感じます。ですから、上記のように新しいものに偏ったランキングでは、テーマ曲も質の低いドラマとしか結びついていないと感じますし、私自身はここ数年いいテーマ曲と感じたことはありません。

 

質の低下とはどう言うことか?

それは脚本の劣化です。特にオリジナル脚本が増えて来たことが理由と考えています。つまり、過去の作品は主に、吉川英治司馬遼太郎海音寺潮五郎山岡荘八などと言った歴史小説家の原作に基づいたドラマ化でした。しかし、数を重ねると、そうした材料も尽きて来て新作に頼らざるを得ません。新作のオリジナル脚本と歴史小説家巨匠の作品の差がそのまま出ていると感じます。今年の大河は売れっ子脚本家の大石静氏ですが、彼女は歴史モノの専門ではないのです。一方で歴史小説家は歴史モノしか書きません。そこの違いが作品の濃さに繋がります。誤解の無いように言いますが、作品の面白さではありません。歴史ものとしての質と考えて下さい。

 

例えば、オリジナル脚本にありがちですが、エピソードの出所が分かりやすい。原作者は当然、史料をあたり、材料を取捨選択して作品に取り込むはずです。残念ながら、あそこからそのまま持って来たんだと感じるものが多く、人物像にしても材料を並べた感が強いのです。史料読むのが趣味なので、そう感じてしまうのでしょうが、古い大河はと言うか、例えば、吉川英治氏や司馬遼太郎氏などはそこを煙に巻くのが上手く、出所が分かりにくい。必然的にエピソード回収も予想がつかない訳です。まぁ、あくまで個人的な思い込みなので、ファンの方にはすみません。

 

従って、テーマ曲の評価はドラマの評価と連動し易く、最近の作品は質が低下しているとなれば、マイセレクションは古めの作品に集中することになります。そこはご容赦願います。昔の作品なので、私もリアルタイムで見た訳ではありませんが、今見ても十分面白いものばかりです。ただ、当然長いので、総集編などを見て、それで面白そうだと感じたら全編見てみるのもいいと思います。

 

私のオススメ大河テーマ曲

①「風と雲と虹と

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このオススメはランキングではありません。でも、この曲は不動の1位です。「風と雲と虹と」は1976年の大河。主人公は平将門です。現在のところ最も古い時代を取り扱った大河です。原作は海音寺潮五郎氏です。

そのテーマ曲は山本直純氏です。和太鼓他の和楽器N響のコラボがいいです。メロディは山本氏お得意の勇壮な雰囲気です。

この曲は当時人気となって、主演の加藤剛氏が歌をつけてレコードを出しました。これは不出来で、笑ってしまいます。歌を付ける必要は無いと思いますが、どうしても歌を聴きたい場合は村田英雄氏のバージョンを聴きましょう。

 

加藤剛

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村田英雄盤

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ただ、このテーマ曲に関しては圧倒的に曲が素敵なのであって、必ずしもドラマ自体はそこまで気に入っているわけではありません。いや、面白いですよ。特に加藤剛氏の演じる爽やかな平将門を見ると、実際こういう人だったのではなどと考えます。そうは言っても、今では怨霊としても語られますから、いささか影が無さすぎる気がします。

全話見ることが出来る最古の大河だそうです。

 

他のオススメは次回に。

それでは、また。

 

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「春に死のう」

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アニソン魂⑨〜「王者!侍ジャイアンツ」

ムー大陸です

 

私のオススメのアニメソングを紹介するアニソン魂のコーナーです。今回は、

 

 

「王者!侍ジャイアンツ

 

 

です。

 

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これはアニメ「侍ジャイアンツ」の主題歌です。この作品は梶原一騎氏原作の野球漫画で、タイトルを見てもお分かりになると思いますが、舞台は読売ジャイアンツです。ジャイアンツの野球漫画と言えば、同じ梶原氏原作の「巨人の星」が有名ですが、これも同作同様に魔球が登場するストーリーです。

 

それも魔球の荒唐無稽ぶりはSFと言える程に強力で、次から次へ人間業とは思えない魔球が登場します。片足で屈伸してジャンプして空中高く舞い上がり投球するハイジャンプ魔球、マウンド上で身体ごとスピンしながら投球する大回転魔球、硬球を手で潰して投球する分身魔球など絶対出来ない魔球のオンパレードです。私は個人的には大回転魔球が好きですね。大回転魔球が打たれてしまう回が一番のお気に入りです。

 

そうした荒唐無稽さはある意味シリアスさの減退、コメディ要素の導入に繋がります。よって、作品全体は「巨人の星」より明るく派手です。それは主人公のキャラにも表れていて、「巨人の星」の星飛雄馬が割と真面目で陰なキャラなのに比べて、「侍ジャイアンツ」の番場蛮は無頼派で陽気なキャラになっています。

 

でっかい面した奴が大嫌いな主人公は巨人軍も大嫌い。巨人軍に入団はしたものの、当初は反抗的でした。しかし、様々な葛藤を経て巨人軍のエースとなり、チームのために闘うようになります。

そのタイミングで主題歌が代わるんです。単なる元気な暴れん坊番場蛮からエースになった番場蛮の歌になります。その代わった後の歌がこの「王者!侍ジャイアンツ」です。25話以降最終回までがこの曲になります。

 

最初の主題歌「侍ジャイアンツ」の作詞は東京ムービー新社でした、つまりアニメ制作会社の自前です。予算が無かったんでしょう。しかし、本作はある程度人気が出た後でしたから、原作の梶原氏が作詞となっています。

やはり、さすが原作者、言葉のプロだけあって、素晴らしい仕事をします。特に「野球地獄で男を磨け」のフレーズにはやられます。スポ根漫画の大家梶原一騎らしいフレーズですよ。何でしょう?野球地獄って、アスリートは大変です。一つ気になるのはジャイアンツファンじゃない人が聴くと、ちょっとイラッとするかも知れないことですね。

 

曲の方も実にかっこいいです。ただ、作曲者は政岡一男とクレジットされていますが、よく分かりません。と言うのも、他に目立った作品が無いのです。誰か他の作曲家の別名義説もあります。渡辺岳夫氏なのではと囁かれることも。元々最初の主題歌は菊地俊輔氏でした。彼の可能性は?まぁ、それは謎です。そこは誰であろうと問題ではありません、とにかくこれは名曲です。ドラムで始まるイントロから秀逸です。

 

さて、歌はロイヤルナイツという男性コーラスグループで、テレビでは彼らのバージョンが殆ど使われていますが、新主題歌に代わった25話だけ子門真人氏のメインヴォーカルが入ったバージョンが使用されています。従って、同バージョンは幻のバージョンなのですが、聴くならこちらがオススメです。25話で使われたテレビサイズはCDでも入手可能でしたが、フルサイズはオンライン配信でしか入手出来なかったと記憶しています。

子門真人ヴォーカル盤

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番組上でメインヴォーカルの無いバージョンを聴き慣れているので、こちらでも問題ないと感じがちですが、やはりメインあった方が締まります。子門真人氏の歌はここでも見事で、もちろん、ロイヤルナイツのコーラスも残ってるいますから、一度こちらを聴いてしまうと、ロイヤルナイツのみ盤はさびしく感じるようになるでしょう。

 

何故子門真人氏の歌は25話だけで打ち切りになったのでしょう?契約の問題でしょうか?元々彼は特定のレコード会社と契約をしない方針で、契約が複雑になっていたらしい。その上、業界の人間関係に不信を持っていて、それが原因で引退したとも言われています。そんな彼ですから、この歌に関してもトラブルがあったのかも知れません。

ただ、やはり、アニメ歌手御三家とも言われるアニソン黎明期を支えた偉大な歌手です。実に疾走感のあるかっこいい歌を聴かせてくれます。この歌も大事にしていきましょう。

それでは、また。

 

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下剋上

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「春に死のう」

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ブリティッシュ・インヴェイジョンの二重構造②

ムー大陸です

 

前回に引き続き、

 

ブリティッシュ・インヴェイジョン

 

についてです。

 

muutairiku.hateblo.jp

 

前回、ブリティッシュ・インヴェイジョンは60年代に起こった音楽ムーブメント。ビートルズアメリカ上陸に伴い、それに続いてイギリスのバンドがアメリカに次々とやってきて活躍したと紹介しました。しかし、そのムーブメントは現在まで名を残すレジェンドバンド、忘れ去られたバンドなど様々で、不思議なことに忘れ去られたバンドの方がヒット曲が多いと書きました。そして、ブリティッシュ・インヴェイジョンのバンドを①質を担当するバンドと②量を担当するバンドに分けました。

今回は個別にバンドの活躍を見ていきます。

①質を担当したバンド

アニマルズ 

「House Of Rising Sun」をNo1ヒットにしました。実は今回質担当に振り分けた中で唯一1位を獲得しています。しかし、その後ヒットは続かず、ブリティッシュ・インヴェイジョンの期間と定義した1964年から66年の3年間に放ったTOP10ヒットはそれだけです。

 

キンクス

1964年に名曲「You Really Got Me」と、それによく似た「All Day And All Of the Night」をどちらも7位にしました。それらを含め3年間にTOP10ヒットは3曲。質担当では優秀な方です。

 

フー

1967年になってようやく「I Can See For Miles」がチャートイン。つまり、ムーブメントの3年間にTOP10ヒットなし。

 

ホリーズ(グラハム・ナッシュが在籍)

1966年に「Bus Stop」を5位に。同年もう1曲ヒットを出し、3年間に2曲のTOP10ヒット。

 

ヤードバーズエリック・クラプトンが在籍)

1965年に「For Your Love」6位、他1曲TOP10ヒットあり、合計2曲。

 

ゼム(ヴァン・モリソン在籍)、スペンサー・デイヴィス・グループ(スティーブ・ウィンウッド在籍)、スモール・フェイセス(スティーブ・マリオット在籍)、ムーディ・ブルースはTOP10ヒットありません。名だたるレジェンドたちもそう簡単にはヒットは出せませんでした。動画は前回紹介してますので、①をご覧ください。

 

②量を担当したバンド

ウェイン・フォンタナ&ザ・マインドベンダーズ

1965年「Game Of Love」を1位に。ただ、ヒットはその1曲の

結構好きです。

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デイヴ・クラーク・ファイブ

1966年「Over And Over」を1位にした他3年間にTOP10ヒット7曲。殿堂入りも果たしており、実は質量ともに大活躍。ビートルズのライバルと言われただけのことはあるか?

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ハーマンズ・ハーミッツ

1965年に「Mrs.Brown You`ve Got A Lovely Daughter」等2曲を1位に。その他TOP10ヒットは計10曲。以前にこのブログで言いましたが、ビートルズストーンズに次いで最もヒット曲が多いのは実はこのバンド、評価してほしいなぁ。

 

フレディ&ザ・ドリーマーズ

1964年に「I`m Telling You Now」を1位に。それ以降ヒットありません。

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m

マンフレッド・マン

1964年に「Do Wah Diddy Diddy」を1位に。他1曲ヒットがあり、3年間に2曲のヒット。マンフレッド・マンは後にアースバンド名義でも1位を獲得しています。

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ゾンビーズ

1964年に「She`s Not There」が1位(キャッシュボックス誌のみ)。他にTOP10ヒットが1曲で合計2曲。ゾンビーズも殿堂入りしてます、質量ともに活躍です。私も好きなバンドです。

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と、ここまでが1位を獲得したバンドです。

その他には、

 

ジェリー&ザ・ペースメイカーズ

1964年「Don`t Let The Sun Catch you Crying」4位等TOP10ヒット3曲

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サーチャーズ

1964年「Love Potion No.9」3位。TOP10ヒットはこれだけです。

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ハニカム

1964年「Have  I The Right」5位。他にTOP10ヒットはなし。

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フォーチュンズ

1965年「You`ve Got The Troubles」7位。3年間にTOP10ヒットは1曲。

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一目瞭然ですが、NO.1ヒットやTOP10ヒットは圧倒的に②のバンドの方が多い。

また、1964年、ビートルズが上陸したのと同じ年に活躍しているのも②のバンドです。つまり、ビートルズの人気にあやかってブリティッシュ・インヴェイジョンというムーブメントを作り上げたのは、今では名前が残っていないバンドが多い②ということになります。

ただ、1966年頃になると、②のバンドは人気が続かなくなっており、消えてしまします。デイヴ・クラーク・ファイブ、ゾンビーズ、ハーマンズ・ハーミッツあたりは1967年以降もヒットを出してますが、勢いは衰えます。一方で、実力のある①のバンドはシングルヒットだけでは計れない価値が見いだされて存在感が増していきますが、人気面ではムーブメントを支えるほどではありません。そして、中心であったビートルズストーンズは世界的な人気バンドとなり、リヴァプールやロンドンと言うイメージを超えて大きくなります。結果として、ブリティッシュ・インヴェイジョンは収束を迎えます。

①のバンドは今やレジェンド、多くの人から評価されています。

私が今回オススメしたいのは主に②のバンドです。以前にハーマンズ・ハーミッツをオススメしたようにゾンビーズやジェリー&ザ・ペースメイカーズなどを聴いてみて下さい。

それでは、また。

 

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下剋上

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「春に死のう」

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「あやかし」

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ブリティッシュ・インヴェイジョンの二重構造①

ムー大陸です

 

前回、ハーマンズ・ハーミッツについてお話をした時、後でブリティッシュ・インヴェイジョンについて書くつもりと言いました。

今回はそれ、

 

 

ブリティッシュ・インヴェイジョン

 

 

がテーマです。

 

1964年ビートルズアメリカ上陸、その後イギリスのバンドが大挙してアメリカにやって来ました。新しいサウンドを提供し、音楽界を牽引、ヒットチャートを席巻しました。その状況をブリティッシュ・インヴェイジョン(イギリスの侵略)と名付けたのです。もちろん、バンド以外のデュオや女性シンガーなどまで含めてイギリスの侵略と捉えることもありますが、そこはバンドに絞りたいと思います。

また、1967年になると、リバプールからサンフランシスコへと言われ、音楽界の中心が大きく変わります。従って、ブリティッシュ・インヴェイジョンとは1964年から1966年までのムーブメントと考えます。

1980年代に同じくニュー・ウェイブ系のバンドの多くがアメリカで人気を博したことがあり、それを第二次ブリティッシュ・インヴェイジョンと呼ぶことから、60年代のそれを第一次ブリティッシュ・インヴェイジョンと区別して呼ぶことがあります。今回テーマにするのはその第一次の方です。

 

上記の説明で、新しいサウンド、音楽界を牽引、ヒットチャートを席巻と書きました。確かにビートルズは新しいサウンドを創造し、60年代の音楽シーンはビートルズを中心に回っていたでしょう。特にアメリカ上陸時のファンの熱狂ぶりは尋常ではありませんでした。もちろん、ヒットチャートにも影響し、その年ビートルズは6曲のNO.1ヒットを放ち、年間チャートの1位を獲得、圧倒的なアクションを見せました。

 

しかし、それはビートルズの話です。その後やって来たイギリスのバンドが皆それに準ずる活躍を見せたわけではありません。ビートルズに次ぐ活躍が出来たのはローリング・ストーンズくらいだったでしょう。他のバンドはまちまちで、極めて質の高い音楽を創り、ロック史に名を残すバンドがいくつもありました。フー、キンクスヤードバーズなど。彼らは今やレジェンド級ですが、60年代当時、継続的にヒットを出していた訳ではありません。一方で、ブリティッシュ・インヴェイジョンのバンドの中には、ヒット曲を連続して出したり、NO.1ヒットを出したりするものの、今となっては、その名をロック史の中で語られることがないバンドもいます。

つまり、ブリティッシュ・インヴェイジョンと一括りにしているものの、それは二重構造になっていて、質を担当するバンドと量を担当するバンドに色分け出来るように思えるのです。その上、質を担当するバンド、つまり伝説的なバンドはヒットが少なく、名を残せなかったバンドほどNO.1ヒットが飛び出るという不思議な構造になっているのです。仮にそういう量を担当するバンドだけであったら、ムーブメントは単なるバブル的な扱いに終わったことでしょうし、質担当のバンドのみなら、もっとアンダーグラウンドのように見られたことでしょう。両方をトップレベルで有していたビートルズの一面ずつを分割したような印象があります。

 

①質を担当していたバンド、

アニマルズ

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キンクス

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ゼム

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スペンサー・デイヴィス・グループ

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スモール・フェイセズ

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フー

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ホリーズ

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ムーディ・ブルース

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ヤードバーズ

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    など

 

②量を担当していたバンド

ウェイン・フォンタナ&ザ・マインドベンダーズ

サーチャーズ

ジェリー&ザ・ペースメイカーズ

デイヴ・クラーク・ファイブ

ハーマンズ・ハーミッツ

ハニカム

ビリー・J・クレーマー&ザ・ダコタス

フォーチュンズ

フレディ&ザ・ドリーマーズ

マンフレッド・マン

ゾンビーズ     など

こちらの楽曲は次回紹介します。

 

と、まぁ、私の独断と偏見で二極化させました。

①は問題ないと思いますが、②に分類した中にも名バンドはいます。例えば、デイヴ・クラーク・ファイブやゾンビーズはロックの殿堂入りを果たしています。ただ、そうは言っても、レジェンド級とは言い難いと思われ、殿堂入りも功労賞的な意味合いと考えて②に配しました。もちろん、質が無いという意味ではありません。

 

1回目の今回は総論でした。

次回は具体的に①のバンド、②のバンドの活躍を個々に見ていきたいと思います。

それでは、また。

 

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下剋上

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「春に死のう」

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新曲公開しました!~「下剋上」

ムー大陸です

 

 

新曲公開しました!

 

下剋上

 

という曲です。

 

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一発派手な曲をやりたいと思いまして、今回は疾走感あふれるロックを作りました。

テイストとしては1970年代のブリティッシュ・パンクをイメージしています。とりあえず今回はスピード重視で作りました。

歌詞の方は、成り上りたい欲望と成功の快楽のようなものを「下剋上」の言葉に乗せて描きました。そういうのって音楽やる人間の一つの夢みたいなところがありますから。また、言葉の意味だけでなく、響き、それも疾走感の中で転がっていくような言葉の繋がり方を意識して作りました。是非、楽しんで下さい!

 

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洋楽至上主義12〜「There’s a Kind of Hush」

ムー大陸です

 

私のオススメの洋楽を紹介する洋楽至上主義のコーナーです。今回は、

 

「There's a Kind of Hush(見つめあう恋)」

 

を取り上げます。

 

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これは元々はニュー・ボードヴィル・バンドの楽曲で、それを1967年ハーマンズハーミッツがカバーしヒットさせました。その後70年代に入ると、カーペンターズがカバー。シングルカットはなかったので、ヒットはしてません。素晴らしい出来なので、カーペンターズの楽曲として認識している方も多いのではと思います。

 

カーペンターズ

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オリジナル ザ・ニュー・ボードヴィル・バンド盤

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ただ、今回取り上げたのはハーマンズ・ハーミッツのヒットです。この曲はもちろんですが、ハーマンズ・ハーミッツ自体をオススメしたいという意図で取り上げました。

 

ハーマンズ・ハーミッツは主に1965年から1967年に活躍したイギリスのバンドです。1964年にビートルズが世界の最大マーケットであるアメリカ上陸を果たし、空前のイギリスバンドブームが起きます。ビートルズに続けとローリングストーンズ、キンクス、フー、ヤードバーズなどロック史に名を刻む名バンドが大挙してアメリカへやって来たことからブリティッシュ・インヴェイジョン(イギリスの侵略)などと呼ばれました。

 

確かにビートルズストーンズは当時音楽的に最先端、ヒット曲も連発していました。No.1ヒットもありました。侵略者と言えるでしょう。しかし、キンクス、フーあたりは音楽的評価は高いけど、ヒット曲は少なく、1位獲得もありません。チャート上ではあまり侵略してません。ブリティッシュ・インヴェイジョンについては後日書きたいと思いますので、詳細は省きますが、ヒット曲という面で最もインヴェイジョンに貢献したのはビートルズストーンズ以外ではハーマンズハーミッツではないでしょうか。次がデイブ・クラーク・ファイブあたりか。

 

ところが、ローリングストーン誌の論評などではしばしば酷評され、「ビートルズの後やって来たバンドが全て素晴らしかった訳では無いという証拠が欲しければ、ハーマンズ・ハーミッツを聴けばいい」とまで言われる始末。

確かに、バンドの人気はヴォーカルのピーター・ヌーンのアイドル的なルックスに頼るところが大きく、そのサウンドはロック色は薄く、ライト感覚なポップスです。ピーターの歌は鼻にかかった声でお世辞にも上手いとは言えません。演奏も同様です。

とは言え、ロックではなくポップスを求める人には是非聴いて欲しいと思うのです。鼻にかかった声もモンキーズのデイヴィッド・ジョーンズに近いと思うし、味があると言えます。演奏も貧弱ではありますが、その中にも確実にハーマンズハーミッツ風、彼ららしいサウンドはあります。

 

その意味では今回の「There's a Kind of Hush」はカバーなので、彼ららしさは薄いかと思いますが、そこはカーペンターズの力もあって、スタンダード化した名曲という位置付けです。ハーマンズ・ハーミッツを象徴する一曲はこれにしました。

私個人的にはカーペンターズのカバーよりハーマンズ・ハーミッツ盤を推します。また、カーペンターズ以外にも多くのアーティストがカバーしていますが、最高なのはハーマンズ・ハーミッツ盤です。特に、歌詞Hushのところのshをシュ〜🎵と伸ばす歌い方が素晴らしい。これは彼らのオリジナルで、何とも言えず良い表現です。メロディは美しくキャッチーです。私の中では不滅の名曲です。

 

また、併せてカバーではない彼らのオリジナル、ハーマンズ・ハーミッツらしさが溢れる「I'm Into Something Good(朝からゴキゲン)」、「Can't You Hear My heartbeat(ハートがドキドキ)」「Mrs.Brown You've Got A Lovely Daughter(ミセス・ブラウンのお嬢さん)」なども聴いて頂きたいです。貼っておきます。

 

「I'm Into Something Good(朝からゴキゲン)」

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「Can't You Hear My heartbeat(ハートがドキドキ)」

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同じロック色が薄めのポップス系のデイヴ・クラーク・ファイブは全米1位獲得1曲、同Top40ヒット8曲の輝かしい成功に加えて、音楽的にも評価を受けていて、2008年にはロックの殿堂入りを果たしています。

全米1位獲得2曲、同Top40ヒット11曲とその上を行くハーマンズハーミッツは、残念ながら全く評価を受けていません。是非ともこの機会に自分の耳で判断して下さい。

それでは、また。

 

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プルトニウム

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歌謡曲におけるブルース

ムー大陸です

 

 

今回のテーマは歌謡曲におけるブルースについてです。歌謡曲には「⚫︎⚫︎ブルース」とタイトルが付いて曲が結構多いです。ただ、皆さんも感じたことがあるでしょう。あれは本当にブルースなんでしょうか?

 

「伊勢崎町ブルース」「昭和ブルース」「あなたのブルース」など私が好きなブルースと名のついた歌謡曲、これらはブルースなのか?結論から言ってしまうと、これはブルースではありません。

「伊勢崎町ブルース」青江三奈

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「昭和ブルース」天地茂

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「あなたのブルース」矢吹健

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もちろん、ブルースは割と自由度が高い音楽であるし、歴史の中で色々変化してきています。それでも、やはり核になる部分はあります。基本的に憂鬱な歌であること、背景としてアフリカ系アメリカ人の黒人たちの感情表現であること、音楽的にはブルー・ノート・スケールという音階で書かれること、12小節形式で構成されることなどなど。様々なヴァリエーションが生まれていますから、一概にこれはブルースではないと決めつけるのは難しいですが、個人的にはスケールは大事だと思っています。

 

そこで歌謡曲のブルースを振り返ってみますと、文化的背景は有していないのはやむを得ないとしても、音楽的な要素も押さえていないことに気付きます。かろうじて、憂鬱な歌であるという一点のみクリアしている。いや、「伊勢崎町ブルース」は憂鬱な歌だろうか?まぁ、そこは目をつぶりましょう。

 

そもそも日本歌謡曲ブルースの発祥は淡谷のり子氏の歌った「別れのブルース」と言われています。服部良一氏が作曲。作詞は藤浦洸氏。1937年の作品ですから随分と古い。ただ、作曲した服部氏は当然ですがブルースとはどういうものかを熟知していたはずです。それでも「別れのブルース」はその後生まれる多くの歌謡曲ブルース同様、ブルースではないのです。つまり、服部氏は分かっていながらやっていたのでしょう。そもそも、日本人はアメリカの黒人たちのような文化的背景を持っていない。ならば、その音楽的エッセンスだけを正確に取り出したところで本物になるわけがないと考えていたのではないでしょうか。ブルースという音楽が持つコンセプトを日本人に合うように取り入れて作られたのが「別れのブルース」で、服部氏はあくまでも歌謡曲を作ったのであり、ブルースを作ったわけはなかったのです。

 

別れのブルース淡谷のり子

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その後、日本の歌謡曲はその姿勢を継承し、演歌のように元々憂鬱を歌うことが多い楽曲と結びついて、多くの歌謡曲ブルースが生まれます。もちろん、一方で、本物のブルースを追求するミュージシャンも後に登場します。例えば、憂歌団とか上田正樹氏とか。まぁ、そこら辺は歌謡曲の括りではないですが。

ブルースのザックリしたコンセプトだけを取り込んだ歌謡曲ブルース。時間の経過とともにその姿勢すら薄まっていきます。例えば、「スニーカーぶるーす」などは、確かに失恋の歌ではあるが、最早ブルースと名付けた理由すら理解しがたいものがあります。

 

「スニーカーぶるーす」近藤真彦

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また、そうした歌謡曲の姿勢は対ブルースだけに留まりませんでした。例えば、「東京ブギウギ」は本当のブギウギなのか?「霧子のタンゴ」はタンゴなのか?「星のフラメンコ」は?「お嫁サンバ」は?と挙げれキリがないくらい色んな音楽を貪欲に取り込んだ歴史があるのです。もちろん、音楽的にしっかり本物である曲も少なくないですが、日本におけるその音楽の活動を支えているのは歌謡曲とは別にいると考えた方がいいでしょう。

 

なので、歌謡曲のブルースはブルースである前に歌謡曲なのです。本物のブルースではないと言ってしまえば、それはその通りです。B.Bキングやベッシー・スミスが本物のブルースですから、青江三奈氏が本物のブルースなわけがありません。

それでもいいんです。偽物のブルースだとしても本物の歌謡曲なのですから。

それでは、また。

 

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歌謡曲という秘宝

ムー大陸です

 

 

日本の流行歌というのは独特です。

 

音楽的な特徴を細かく考えれば、いくつも挙げられると思いますが、それ以前に何と言っても分かり易いのが、歌詞が日本語である事です。

 

これは日本国内でのみ発売され、日本語が理解出来る人だけをターゲットとし、彼らの間で人気となり、結果日本マーケットにおいてヒットしたというもの。つまり、現在のようなネット社会となる以前であれば、基本的に日本の外に売るつもりではないし、一部の例外を除けば、海外では実際に売れてもいない。なので、外国人は聴いたことがないということになります。

 

例えば、K-Popなどと比較する際に、よくK-Popが世界で売れているのは、韓国国内のマーケットが小さく、それだけでは充分に儲けることが難しいからと言いますね。それはある意味事実でしょう。一方で、日本の国内マーケットは巨大で、そこでヒットすれば、何もアメリカや欧州のマーケットを制覇する必要など無い。そんな困難な挑戦より国内での商売に徹した方が安全で確実でしょうから、自ずと内向きになっていく。特に世界で売るためには言葉の壁を越える必要があります。それも日本人にとっては結構な高いハードルです。

 

そう言えば、ちょっと前に、松原みき氏の「真夜中のドア」が海外で人気になったことがありました。

「真夜中のドア」松原みき

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それ以外にも日本のシティポップが注目されたりもしました。あんな昔の曲が今頃注目を浴びるなんていうのも、そもそも日本の流行歌が外国人に知られていない、彼らが聴いたことがないものばかりだからです。彼らにしてみれば、日本語の歌詞は理解出来ないとしても、「一体この曲は何だ?結構いい曲じゃないか」と思うわけです。それはそうでしょう、世界的に見れば、日本国内のローカルヒットかも知れませんが、相当数のファンの心を掴んだ楽曲であることは間違いないのですから。

 

つまり、そんな事が今後も起こる可能性があると思うんですよ。上述のように、外国人は日本国内のヒット曲を殆ど聴いたことがない訳です。たとえそれがミリオン超えの大ヒットであっても、それほど知られてはいないのです。そして、10万枚程度以上のヒット曲などは数え切れないくらい日本にはありますから、その存在が知られれば、どこかで火が付いてもおかしくはないと思うのです。

 

となれば、日本の過去のヒット曲は宝の山です。これらを海外へ向けてアピールしていけば、ある程度商売になる気がするんですけど。とりあえず、私自身も日本の歌謡曲に絞って、外国人向けにYouTubeチャンネルを始めようと準備してるところです。

シティポップよりも昭和の香りが強く、外国人がどう思うかは未知数ですが、古臭いからこそ彼らにとっては新鮮に映るのではないかと私は考えています。例えば、昭和歌謡曲の中心的存在であった演歌などはかなりのインパクトを感じてもらえるのではないでしょうか。

 

かつてポール・マッカートニーのバックバンドのギタリストが来日コンサートの際、休みの日に日本でCDを購入したという話を聞いたことがあります。彼は日本の音楽に興味があって、都内の大きなショップへ行ったそうです。しかし、プロのミュージシャンであっても、日本の流行歌を知りません。そこでジャケ買いをしたんです。その時、目を引いたのが派手な着物だった。そうです演歌歌手のあの着物です。それが誰だったか、そして、どう思ったかは分かりませんが、日本の音楽に興味のあるプロの音楽家でもその中身はよく知らないのです。

 

これからです。これから歌謡曲の魅力が世界に理解されるのです。筒美京平馬飼野康二のような職業作曲家の作品が世界に知られる日が来ると私は考えています。

それでは、また。

 

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ビバ!歌謡曲11〜「真夏の夜の夢」

ムー大陸です

 

私のお気に入り歌謡曲をオススメするビバ!歌謡曲のコーナーです。

今回はこの曲、

 

真夏の夜の夢

 

です。

 

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これは野口五郎氏のヒット曲です。松任谷由実氏の曲ではありません。あれは「真夏のヨの夢」ですが、野口氏のは「真夏のヨルの夢」で、読みが異なります。まぁ、ユーミンのは自作自演なんで私の中で歌謡曲ではないんですけど。

野口五郎氏は新御三家随一の実力派として数多くのヒット曲を持っています。実はこの曲はそれほど大きなヒットではありません、むしろ、売れっ子の彼にしてはちょっとコケた感も無きにしも非ずですね。でも、作品のクオリティは高く、野口氏自身も現在に至るまで良く取り上げているようなので、小ヒットに終わったとはいえ、傑作との認識があったのではと勝手に思っています。

 

この歌の素晴らしさは主にその曲に負うところが大きいです。阿久悠氏の歌詞に問題がある訳ではないのですが、特に強調する部分も無い、よくあるラブソングの内容です。名作揃いの阿久悠氏の詞の中では普通の部類です。一方、曲の方は日本一の流行歌作曲家・筒美京平先生です。

 

大まかに分ければ、この曲の構成はAメロ→Bメロ→サビなんでしょうが、Aメロも細かく言えば、メロディを2つに分割出来るし、Bメロも同様に前半部分から後半へは少し展開します。その上でサビが来ますが、ここがコーラスパートとの掛け合いで、事実上メロディが二重になっている。そのサビからもう一段展開してタイトルを歌って一番終了になります。

異なるメロディをふんだんに注ぎ込んでいて、さすが職業作曲家だと感じます。一つ一つのメロディも使い方が勿体無いと思えるほどキャッチーなものを繋いでいて、このメロディで何曲か書けそうな気がするほどです。

 

また、野口五郎氏のヒット曲ってバラッドやミドルテンポの曲が多いんです。彼の歌い方も影響しているのかも知れませんが、アップテンポな曲は極端に少ないんです。これは同じ新御三家西城秀樹氏や郷ひろみ氏と比べても少ないですね。まぁ、元々演歌歌手でデビューして、新御三家の中でも落ち着いたキャラクターであったので、そういう作風になったのかも知れません。

なので、この曲は彼のディスコグラフィーの中でも珍しくアップテンポな一曲です。その上、彼はこの曲をギターを弾きながら歌っています。昨今の桑田佳祐氏とのコラボでもお分かりのことと思いますが、彼は結構なギターの名手ですし、出自の割にロックの人なんです。

 

歌手になりたかったら、昭和の時代なので、ああいうアイドルとか歌謡曲という形で活躍するしか無かったのでしょう。実は、早くから多重録音技術や自主制作のノウハウなどに精通していて、プロデューススキルも高い総合的なミュージシャンなんです。そんな彼のロックな一面が最も色濃く出ている楽曲としてもオススメです。

ひょっとして小ヒットに終わったのも、そういう意味で当時ファンが求めたものとは多少違っていたのかも知れません。

 

ちなみにサビのところで女性コーラス入りますが、これはEVEという3人の女性コーラスグループです。「恋はパッション」という浅田飴のCMソングのヒットで知る人ぞ知る存在で、紅白歌合戦にも出たことがあるはずです。見てませんが。

 

「恋はパッション」

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さて、それで野口五郎氏の歌、もちろん、いつものような彼の歌声なんですが、私の印象では二番の方が出来が良いんです。特に最後の「真夏の夜の夢🎵」のところは二番の方が安定している。いや、もちろん、OKテイクですから、何も問題ないんですが、ほんの少しそんな感じがします。それはミキシングやイコライザーで加工し過ぎず、生テイクが活かされていることの証明でもあります。

 

残念なことに、今となっては「真夏の夜の夢」と照会すると、圧倒的にユーミンのそれが表示されます。wikiでもApple Music でも。ユーミンの曲をどうこう言うつもりはありませんが、やはり、私はこちらを強く推したいですね。この曲はカバーもありませんから、野口氏のオリジナルで聴くしかありません。是非この機会に聴いてください。

それでは、また。

 

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ベスト盤の意義

ムー大陸です

 

 

先頃、宇多田ヒカル氏のデビュー25周年記念のベストアルバムを聴きました。お聴きになった方も多いと思います。あのベスト盤、曲目を見れば、彼女の活動が総括される素晴らしいものと思えます。ただ、周年ベスト盤のあるある要素が詰まった1枚と感じたので、取り上げることにしました。

 

アーティストが活動の節目でベスト盤を出す、これはよくある話です。ただ、アーティストはベスト盤を出すことを実は快く思っていないと感じることが多いです。アーティスト自身のインタビューなどでもそういう発言が聞かれることはしばしばあります。今回、宇多田氏もベスト盤についての意義を考えていた旨をインタビューで話していました。

 

アーティストにしてみれば、彼らの1枚1枚のオリジナルアルバムを全て聴いて欲しいというのが本音だと思います。全ての楽曲に思い入れがあり、制作意図があるのだから、編集盤ではなくオリジナルの形で作品に触れて欲しいと願うのは当然でしょう。また、ベスト盤を出す事は金儲け主義に走っていると捉えられると感じるアーティストもいるようです。確かにヒット曲満載のベスト盤は売れます。現に宇多田氏のベスト盤も初動で18万枚と聞きました。オリジナルアルバムでは中々こうは行きませんから、金儲けのためにベスト盤を出したと罪悪感を持っているケースもあるように感じます。

 

つまり、アーティスト自身は、本音か建前かは判断しかねますが、先ずはベスト盤には消極的であるというポーズを取ります。しかる後、彼らはベスト盤を出す意義を見出そうとします。その意義があるから、音楽的にも素晴らしいことで、金儲けのためではないと言える訳です。同時にレコード会社が強く望んでいるという形を取るのは言うまでもありません。まぁ、それは事実でしょうけど。

さて、そんな時、アーティストが考える意義はこんなものが多いです、

①過去のヒット曲を再録音する

②過去のヒット曲をリミックスする

③過去のヒット曲をリマスターする

④ベスト盤に新曲を収録する

⑤アルバム未収録の過去の曲を収録する

⑥ファンの人気投票で収録曲を選ぶ

⑦ヒット曲を演奏したライブベストにする

 

例えば、今回の宇多田氏のベスト盤は①②④⑤が該当します。

個人的にはベスト盤に望むのは③だけです。アレンジが不変のまま音質だけが良くなるリマスターは大歓迎です。⑥は結果的に選ばれた楽曲がヒット曲を網羅していれば問題無いですが、小ヒットが漏れたりするのは避けたいので、ヒット曲収録を優先して欲しいです。⑦はベスト盤ではなくライブ盤です。

①②④を意義と考えるアーティストの気持ちは分からないではありません。過去のヒット曲を並べただけのアルバムをニューアルバムとして出すことは、果たしてアーティストとしてクリエイティブなのか?と思うかも知れません。だから、アレンジを変える、ミックスを変える。そして、新曲を加える。あくまで、これはファンの事を考えて彼らが出来る最大限を行おうとしたと前向きに解釈します。

 

ただ、ベスト盤の意義を考える時、核となるのは、

 

「誰に向けて出すのか」

 

であると考えます。

正直、そのアーティストの熱狂的なファンにとってベスト盤は不要なんです。何しろ、オリジナルアルバムを全て持ってますから。だから、アーティストが新曲や再録音を用意するのは、そういうファンに購入動機を与えることになります。ただ、二枚組ベスト盤に新曲を1曲入れるとかっていうのは、さすがにどうかと感じます。ファンは新曲1曲のために二枚組のアルバムを買うのかって話です。それは上記の⑤も同様です。レアなトラックなどとボーナスと称して収録するとかです。私はそういうやり方の方がむしろ金儲け主義だと思います。ベスト盤を出す事より、不要なベスト盤を長年のファンに買わせるそうした戦略が金儲け主義と感じます。もちろん、宇多田氏はそういうところは誠実で、10曲のリミックスと3曲の再録音、ボーナストラック1曲、そして、新曲ですから、往年のファンも喜んで手に取るでしょう。

 

さて、話を戻します。「誰に向けて」を考えると、それは、

 

「ファンではない人に向けて」

 

出すのです。

私たちはみんな忙しいです。仕事や学業に追われ、娯楽だってたくさんある。美味しいものを食べたり、旅行にも行きます。その中で音楽に割く時間はほんの一部かも知れないんです。だから、有名アーティストのヒット曲が全てコンパクトに詰まったアルバムを効率的に聴きたいと思うのは当たり前でしょう。

逆にアーティストは過去のヒット曲を総動員して、今までしっかりと自分の音楽を聴いてくれてなかった人たちを他の娯楽から呼んで来るのです。忙しい中1時間自分の音楽を聴いてもらうんです。それこそがベスト盤の意義だと思います。

 

その時、初めて本格的にそのアーティストを聴こうとしている人に聴かせるのは「ヒットしたバージョン」でなければなりません。ヒット曲がヒットしたのにはやはり理由があって、再録音やリミックスとは違う何かがあるのです。一種の熱、勢いのようなものを感じるでしょう。再録音の方が歌唱力、演奏技術などが成長していたとしても、ヒットしたバージョンを超えるケースは皆無です。正直、宇多田氏の再録音もそう感じました。なので、熱と勢いを全てぶつけて新たなファンを呼び込む、これが周年ベスト盤でやるべきことだと思います。どうしても再録音したいのなら、ヒットしたバージョンと両方入れるのがいいでしょう。

Traveling」新録バージョンスペシャルムービー 宇多田ヒカル

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traveling」オリジナルバージョン

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アーティストは、何十年もやって来て、たった1枚のアルバムで評価されるのか?とか1枚のアルバムの価値しか無いのか?などと考えるかも知れません。でも、上述の如く、みんな忙しい中、ベスト盤だけでもそのアーティストを聴いてみようと思ったことをむしろ喜ぶべきです。リスナーは馬鹿ではありません、ベスト盤が良ければ、オリジナルアルバムを聴いてみようと思うでしょう。

そのきっかけを作る、アーティストにとってそれこそがベスト盤を出す最大の意義だと思うのだが。

それでは、また。

 

新曲公開中です!是非聴いて下さい♪

「春に死のう」

「あやかし」

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アニソン魂⑧〜ゲゲゲの鬼太郎ED

ムー大陸です

 

 

 

私のお気に入りのアニソンをオススメするアニソン魂のコーナーです。

前回、最も偉大なアニソンとして「ゲゲゲの鬼太郎」のOPテーマについてお話ししました。

muutairiku.hateblo.jp

 

今回はその流れで、EDテーマについて語ります。

ゲゲゲの鬼太郎」のOPテーマが偉大なのは過去6回のアニメ化において一度もその地位を譲らなかったことが理由の一つであると前回書きました。一方で、EDテーマは趣が異なります。1回目、2回目のアニメ化は本編、続編の関係ですから、OP、ED共に変更がありませんでした。それが「カランコロンの歌」です。

 

「カランコロンの歌」加藤みどり

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これがまた名曲で、ちょっとした不気味さもあり、それでいて親しみ易さも兼ね備えているという絶妙なバランス。OPの派手さと対照的な抑えた感じも正にEDテーマといった風情で、お手本のような作品です。

 

10年の時を経て3回目のアニメ化に際して、制作陣はEDテーマに関しては変更の決断をしました。EDも固定というのも考えられますが、OPに不動の主題歌、EDを変えて色を着けていくという選択は良かったと思います。3回目のアニメ化時のEDテーマは「お化けがイクゾー」です。

 

「おばけがイクゾー」吉幾三

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OPテーマを歌った吉幾三氏が歌っているので、イクゾーなんです。ちょっと歌手に寄り過ぎたタイトルですが、中々の出来です。「カランコロンの歌」はEDテーマのお手本のようと上述しましたが、あの歌が醸し出す雰囲気を踏襲した形になっています。そして、この後もその路線でEDテーマは作られていきます。

 

第4シリーズではOP同様憂歌団がEDを歌いました。この時は第3シリーズの反動で、OPは原点回帰で暗めに舵を切りました。EDも「カランコロンの歌」を採用。

「カランコロンの歌」憂歌団

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憂歌団のバージョンは素晴らしいです。

しかし、このシリーズではEDテーマを途中から変えるという史上初の試みを行い、後に定着していきます。変更後も憂歌団の歌で「イヤンなっちゃう節」と言います。

 

「イヤンなっちゃう節」憂歌団

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これが素晴らしい歌詞で、またEDの不気味でちょっと親しみ易いという「カランコロンの歌」からの伝統を受け継いだ名曲に仕上がっており、私の大好きな一曲です。

 

第5シリーズでは途中でのEDテーマ変更が加速し、OPテーマを歌った歌手とは無縁なアーティスト達が担当するようになりました。OPテーマを歌った泉谷しげる氏はEDは歌っていません。そして、EDテーマはクール毎に変わり、このシリーズではトータル6曲に及びました。タイトルを並べると、「ウラメシ夜」「妖怪横丁ゲゲゲ節」「カクメイノウタ〜Diggin'〜」「夏の魔物」「スターフルーツ」「三日月と北風」です。

 

ご想像がつくと思いますが、この辺りから、「カランコロンの歌」の世界は受け継がれないようになります。最初の「ウラメシ夜」は見事に受け継いでいたと私は思いますし、「妖怪横丁ゲゲゲ節」はコミカルに寄りましたが、キャラクターソングと考えて、これもアリと思います。ただ、その後のEDテーマは、タイアップ色が強くなった印象です。もちろん「ゲゲゲの鬼太郎」の世界観を全く無視した歌は採用されませんが、あくまで妖怪、霊、お化けといったキーワードと結びついているだけで鬼太郎と深くフィットしているとは思えませんでした。

 

「ウラメシ夜」長井秀和

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「妖怪横丁ゲゲゲ節」スワベジュンイチ

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第6シーズンになってもその傾向は変わらず。このシリーズでもEDテーマはトータル8曲に及びました。また、タイトルだけ並べます。「鏡の中から」「Get A Note」「見えんけれども おるんだよ」「No.999」「RONDO」「うしみつジャンボリー」「あるわけないのその奥に」「A.M.D.K.J」です。ここまで来ると、どこでどう鬼太郎なのかよく分からないのも正直ありました。一応、書き下ろしてるんですけど、タイアップにはありがちですが、固有名詞や作品独自の設定等のキーワードは使われず、広く一般的なホラーや怪談にまつわるボキャでお茶を濁すものも少なくありません。

その第6シーズンのEDテーマの中で私のオススメなのは「Get A Note」です。

 

「Get A Note」レキシ

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この曲の構成は全く過去のEDテーマの伝統に則ってはいませんが、歌詞は実に作品に対するリスペクトに溢れています。歌詞の中には「カランコロン🎵」も出て来ます。タイトルもローマ字読みで「ゲタノオト」。英語として読めば、「音符を得る」という意味です。いいタイトルです。今風のEDテーマのあり方を示していると感じました。その他では、憂歌団以来、OPとEDテーマの歌い手が一緒になった氷川きよし氏の「見えんけれども おるんだよ」は伝統に則った一作でしょう。

 

「見えんけれども おるんだよ」氷川きよし

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鬼太郎のEDテーマは数多く、必ずしも全てが名曲ではありませんし、中にはただのタイアップ、アニソンと呼びたくないものまであり、玉石混交と言えます。その中でオススメを選ぶとしたら、

「カランコロンの歌」、これは当然です。オリジナルの加藤みどり氏のバージョンで聴きましょう。憂歌団の「イヤンなっちゃう節」、意外かも知れませんが、歌詞が絶妙にいいです。そして、レキシ氏の「Get A Note」です。

それでは、また。

 

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新曲公開中です!是非聴いて下さい♪

「春に死のう」

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「混沌(カオス)」

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