ムー大陸です。
今回からは具体的に楽曲を紹介していきます。
洋楽の紹介は「洋楽至上主義」と名付けて、シリーズ化します。
記念すべき第一回目は「Love Grows」という曲です。
これは私の大好きな曲で、バイブルのような存在です。
なので、第一回目はこの曲しかないかなと思い、取り上げました。
これは１９７０年の作品で、エジソン・ライトハウスというグループのヒット曲。
確か全英で１位、全米で５位だった。ベタベタのポップスで、当時を知る人であれば、懐かしくて、微笑んでしまうような位置付けの曲だそうです。って、私はリアルタイムでは知らないので。
私は後年、ラジオでこの曲を聴いて、「何ていい曲だ」と思い、入手しようと探しましたが、タワレコのようなとこでも置いておらず、長いこと探し回りました。
というのも、このエジソン・ライトハウスというグループ、実体のないバンドなんですね。トニー・バロウズという歌手がメインボーカルですが、バンドのメンバーはスタジオミュージシャンの集まりで、その後も安定的に活動を続けたわけではないのです。従って、レコードは廃盤、CD化もされずという状況でした。私は廃盤レコード屋で何とか傷だらけのシングル盤を入手し、それをしばらく聴いていました。そんなものでも当時は見つけて嬉しかった。その後、ふとした時に、今は無き渋谷のＨＭＶでエジソン・ライトハウスのベスト盤CDを発見し、即購入。今も大切にそれを聴いています。
しかし、そんな苦労も今は昔。現在ではアップルミュージックで簡単に聴けますし、YouTubeには動画も上がってますから、皆さん是非気軽に聴いてみて下さい。
ただ、サブスクで聴く場合には再録盤には気を付けましょう。下記で紹介している動画のバージョンが当時のオリジナルです。サブスク、再録盤の方が多いので、動画と同じバージョンを探しましょう。再録盤はひどいものばかりですから。
この曲はポップスです。ここが重要なんです。ロックじゃないんです。
ロックの名曲に比べて、ポップスの名曲ってあまりない。いや、あるんだけど、バンドの音でポップスって実は多くない（もちろん、ビートルズとかは別格で）。バンドはどうしてもロック寄りになってしまう。この曲は即席ではあるもののバンドだし、演奏も上手い（特にドラム好きだな、職人芸ですね）、歌も上手い。それでいてロック色は薄く、ポップス100％みたいな出来なんですね。サウンドは70年代前半独特のポップスでしょう、70年代後半だと、よりディスコだし、80年代だとエレクトロだから。エジソン・ライトハウスの他の曲も1，2曲いいものがありますが、とりあえずこれを。
私が自分で作りたい楽曲ってポップスなんです。もちろん、ロック作りますけど、この「Love Grows」みたいなポップスを作ってみたいというのが、制作の原点です。
とてもいい曲です。是非、聴いてみて下さい。
ちなみに、邦題は「恋のほのお」でしたね。何故「ほのお」？漢字だとキツイからかな。
また、ムー大陸チャンネルもヨロシクです！
