ムー大陸の音楽探検

ボカロP・ムー大陸が紹介する音楽のアレやコレや

洋楽至上主義⑧〜「On And On And On」

ムー大陸です

 

私のお気に入りの洋楽をオススメする「洋楽至上主義」のコーナーです。

今回は、

 

「On And On And On」

 

です。

 

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これはあのアバの曲です。

なので、ご存知の方も多いと思います。アバは驚異的な売上を誇る世界的に人気のグループです。アメリカやイギリスといったポップス先進国ではないスウェーデン出身の四人組。男性と女性2名ずつの絶妙なハーモニーが魅力です。

彼らの代表作「Dancing Queen」、アメリカでもヒットした「Take A Chance On Me」など、明るく軽いポップスの名曲が揃っています。

 

そんな中で私の一番のお気に入りが「On And On And On」です。上述のヒット曲に比べると、かなり知名度は落ちるんですが、素晴らしい曲ですよ。これはアルバム「Super Trooper」に収録されています。このアルバム自体がやや全盛期を過ぎた感が多少ありました。欧州はまだしもアメリカでは80年代に入るとヒットは出にくかったです。そんな時期の一曲なのではありますが、一応ベスト盤にも入ってます。

 

曲は意外とロックンロールなんです。アバが欧州全域で大人気だったにも関わらず、アメリカでの大ヒットが限られている、もっと言うと、欧州や日本では大ヒットしたのに、大体ヒットチャート20位以下までしか上がらない曲が多いのは、やはりサウンドが甘過ぎるというのがあると思うのです。つまり、もう少しロックな一面が強ければ、受け入れられたような気がします。まぁ、逆に世界的には売上を落としたでしょうけど。

70年代当時、やはりロック色が強いとかソウルフルであるなんていうのが本格派と認識される傾向が高かったです。ポップスというだけでもうワンランク下みたいな感じでした。

 

ところが、この曲は違います。中々ロックです。Bメロの辺りはリトル・リチャードの「Lucille」のベースラインを彷彿とさせます。もちろん、ギターサウンドのハードさなんかは無くて、あくまでロックではなく、ポップスの範疇は出ませんが、アバのヒット曲は多少私には甘過ぎると感じられるので、この曲はベストバランスです。また、いつも通りハーモニーは素晴らしく、ロック色を強めても意外と合うと思います。特に女性ヴォーカルの低い方フリーダはロックに向いてると思います。

 

さて、サビのところに歌詞的にはタイトルの「On And On And On」が来ます。これがね、長いことそう聞こえませんでした。何て言ってるのか分からない。随分後になって、「ああ、これタイトル歌ってんだ」と気付いた次第で。そう気付いてからでさえ、どうしても「オナノナノ」としか聞こえないですね。最近はもう慣れたけど。これは「続いていく」っていう意味なんでしょう。

 

アバはこうした繰り返し言葉を使うの好きですよね。「Money Money Money」「Gimme! Gimme! Gimme!」「I Do,I Do,I Do,IDo,I Do」「Honey,Honey」「Ring Ring」「Knowing Me,Knowing You」「One Man,One Woman」など。って、これ異様に多くないですか?一つのメソッドとしてやっていたのか、英語に問題があったのか、いささか安易な気がします。

 

アバは今でも簡単に入手出来ます。

洋楽は苦手とか、昔の音楽だし、なんて抵抗がある人は先ずここからじゃないでしょうか。ある意味、ビートルズよりも入りやすいかも知れません。その中で最初に来るのは「Dancing Queen」かな。でも、次に来るのは「On And On And On」でお願いします。

それでは、また。

 

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「あやかし」

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「死ぬまで生きてくんです」

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