ムー大陸の音楽探検

ボカロP・ムー大陸が紹介する音楽のアレやコレや

洋楽至上主義⑦〜「Wo Wo Ni Ni」

ムー大陸です

 

私のお気に入りの洋楽をオススメする洋楽至上主義のコーナーです。

今回のテーマは、

 

「Wo Wo Ni Ni」

 

です。

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洋楽と言いつつ、これは西洋音楽ではありません、元々は香港の歌手が歌ったもの、そして、私が今回取り上げるのはシンガポールの歌手、ディック・リーのヴァージョンです。なので、本来、洋楽とは言い難いとこですが、そこは外国の音楽で、外国語の歌それも英語ということでご容赦ください。

 

ディック・リーは中国系シンガポール人で、シンガポールでは有名なミュージシャンですが、世界的なヒットがある訳ではありません。ただ日本やアジアではそこそこ知られた存在です。おそらく、本日のテーマである「Wo Wo Ni Ni」とそれを収録したアルバム「マッド・チャイナマン」のヒットによるものだと思います。この曲は日本ではCMにも使われていました。

ただ、私はそれをリアルタイムでは知りません。世界的なヒットではない曲をどうして知ったか、それは民族音楽からのアプローチでした。

 

私は民族音楽を聴くのが好きです。最初は音楽の名前で呼べるものから聴き始めました。例えば、タンゴとかサンバとか。次にそれの個別のアーティストを求めるようになる。タンゴならピアソラとか。その後は名前では呼べない民族音楽、例えば、〇〇地方の音楽、〇〇国の音楽、〇〇半島の音楽とか、あるいは、どこかの部族の音楽とか。だけど、そういう音楽はどこから手を付けていいかよく分かりません。CDのジャケ買いも随分しました。だけど失敗も多いんですよ。そんな時、1冊の本を見つけたんです。それが江波戸昭氏の「民族音楽」です。これはワールドミュージックのガイドブックで、世界を地域毎に分けてオススメのCDを紹介してくれる夢のような本です。私の民族音楽体験は殆どこの本に載っているCDを探して聴くことでしたね。

この本に上記のディック・リーのアルバム「マッド・チャイナマン」が載っていました。もちろん、この曲は民族音楽の類ではありません。ただ、シンガポールの音楽の現状という意味合いで江波戸氏は紹介していました。ディック・リーシングリッシュと皮肉られる中国語訛りの英語で歌っており、シンガポールの一面をよく表しています。まぁ、英語の訛りなんて日本人の私には分かりにくいんですけど。

 

アルバムのジャケットは京劇のメイクをしたディック・リーのアップです。それを見て私は直ぐ聴いてみたいと思いました。民族音楽のCDには入手困難なものも多々ありますが、これは結構容易に手に入りました。やはり、前述のようにCMなどに使われ、それなりに有名だったからだと思います。このアルバム自体全て聴くことをオススメしますが、その中でもアルバムのハイライトはこの曲です。

コミカルなタッチのラブソングです。原曲よりかなりテンポを上げてノリが良くなってます。曲の出だしに台詞が入ります。「In Chinese Wo means I」。「中国語でWo(我)はI(アイ=わたし)という意味です」、そして、「You We Say Ni」、「You(ユー=あなた)はNi(尓)と言います」という台詞。つまり、タイトルは「わたし わたし あなた あなた」ということでしょう。軽快な曲調ですが、メロディは美しく、素直な展開。初めて聴いても、聴いたことがある感じです。私の中ではスタンダード化した名曲中の名曲です。ちなみにオリジナルは潘迪華という香港の歌手です。それも貼っておきます。是非お楽しみ下さい。

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新曲公開しました!是非聴いて下さい。

「死ぬまで生きてくんです」

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「楽しんだモン勝ち!」

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