ムー大陸の音楽探検

ボカロP・ムー大陸が紹介する音楽のアレやコレや

民族音楽は大きな鉱脈である①

ムー大陸です

 

本日のテーマは、

 

民族音楽

 

です。

 

前回、洋楽至上主義⑦で、シンガポールの歌手ディック・リーに出会ったのは民族音楽からのアプローチと言いました。そして、少しだけその聴き方などをお話ししました。本日はそこのところをもう少し掘り下げ行きます。

 

音楽好きの人がどのように音楽を聴いて、その世界を広げていくか?それは人それぞれではありますが、時間には限りはありますから、誰しも意識しなくても取捨選択をします。クラシックをとことん聴くマニアは、それ以外の音楽を聴く量、時間は自ずと減ってしまいます。バランス良く聴こうとすると、深くは聴けないものです。私はある程度バランスを取る方です。広く浅く聴く、ですね。

 

子供の頃から洋の東西を問わず、ポップ・ロックの有名なアーティスト、アルバムは一通り聴き、ヒットチャートも追いかけてました。ただ、それに飽きてある時ジャズに走りました。ジャズは素敵で、一時期そればかり聴いてました。と言うのも、ロックも初めのうちは、名盤にこれから出会う訳ですから楽しいんですけど、それが徐々に薄れていくんです。ジャズに踏み込んだ時には、その「初めのうち」を久々に味わえて楽しかった。それで味をしめた私はクラシックでもそれを行いました。とは言っても、聴いたことある曲のタイトルは全て分かるようになった程度までの掘り下げですが。

 

そして、私がその次に踏み入れた領域、それが民族音楽でした。最初は「民族音楽を聴くぞ」と強く意識した訳ではありません。ただ例えば、タワレコに行くと、ワールドミュージックのコーナーありますね。そんなに用は無いけど、通りがかりに軽く見たりする。そんな時一枚のCDを見つけました。

ヨーデルのすべて」

はい、これです。私はその時「ああ、ヨーデルのCDってあるんだ」なんて思いました。まぁ、あるのが当たり前なんですけど。ただ、私もボサノヴァやタンゴのCDがあるのは分かります、シャンソンカンツォーネも分かる。ある意味大きなジャンルと認識していたから。でも、ヨーデルって歌唱法の一つみたいな見方してたんです、だから意外だった。

で、早速買いました。色んな歌手の曲が一枚に入っているオムニバス盤です。20曲くらい入っていました。ちなみに、その時、他にもヨーデルのCDがあるのか探しました。出来るだけ、充実してそうなものを選ぼうと思って。でも、それだけでした。

それが素晴らしかった。後で知るんですけど、その「ヨーデルのすべて」はその筋では結構な名盤だったのです。全曲良いんですが、私のお気に入りは「楽しい人々」と言う曲。技巧派なヨーデルが心に響きます。ヨーデルと言う音楽が私の中に完全に定着しました。同時にアルプス地方の音楽と認識を新たにしました。ワールドミュージックの第一歩の手応えとしては充分過ぎる程でした。

 

「Liebe Leut'(楽しい人々)」 Fritz Gratt

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しばらく、この「ヨーデルの世界」はヘビロテで聴いてましたが、次の刺激が欲しくなります。ただ、ヨーデルのCDは上述の如くこれだけでしたし、私も更にヨーデルとは思いませんでした。

では、何を聴くか?

民族音楽の知識ありませんから、ワールドミュージックのコーナーで目についたものを、というか、音楽の名前を知っているものに手をつけることにしました。そこで、私はタンゴを聴くことにしました。古くは「黒猫のタンゴ」や「だんご三兄弟」などの企画モノにより一応しっかりと音楽ジャンルとして日本でも認識が広まっています。とりあえず最初はヨーデル同様入門編的なコンピを購入しようとしました。だが、ヨーデルと違って結構な数が出てる。

 

迷いながら、タンゴのコーナーを見ていると、アストル・ピアソラという個人名の棚がある。タンゴの中で圧倒的なスペースを誇っている。「ああ、この名前知っている」と思いました。オムニバスはやめて、第一人者と思われるピアソラのベスト盤購入へ方針を変更しました。

ベスト盤も何種類もありました。私が選んだのは「ピアソラの夜 ベスト・オブ・アストル・ピアソラ」というCDです。いくつかあるベスト盤の中でこれを選んだのは「ラ・クンパルシータ」という曲が入っていたから。この時点で私が唯一タイトルとメロディが一致するタンゴ曲でした。これが収録されてる事は結構重要でした。

ところが、タンゴに詳しい方は既にお気付きでしょう。私は大きな過ちを犯していました。

次回に続く

 

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新曲公開しました!是非聴いて下さい。

「死ぬまで生きてくんです」

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