ムー大陸です。
前回、ビルボードのヒットチャートについて書きました。その時にちょっと考えました、過去の名作たちは、実際、ヒットチャートでどんなアクションだったのでしょう。
誰でも一度は聴いた事がある、今なお聴き続けられている、スタンダードとなった名曲たち。不滅の名曲たちは、やはり、当然の如く1位に輝いたのか?それとも意外や意外、発売当初は注目されなかったのか?もちろん、曲ごとにストーリーは異なるでしょう。
そんなわけで、「名曲たちの成績表」と題して過去の名曲たちの売れ方を見ていくシリーズを始めたいと思います。このブログにおいては「洋楽至上主義」に続くシリーズ第2弾です。
記念すべき第一回目は、ジョン・デンバーの「Take Me Home, Country Roads」です。
邦題は「故郷へ帰りたい」です。
動画貼りますから、確認して下さい。聴いた事ありますよね?数年前、ラグビーワールドカップの際、日本代表チームが替え歌にして自分たちのテーマソングにしてました。また、宮崎駿監督の「耳をすませば」では日本語カバーが主題歌でした。その他色んな人がカバーしたり、CMやらBGMやら、どこかで聴いた事があるのではないでしょうか。
では、この名曲はヒットチャートではどうだったのでしょう。はい、この曲は大ヒットしました。ミリオンセラーです。ということは、1位になったのか?いえ、残念ながら最高位2位という結果でした。
1971年4月に発売、7月にTop10に入り、8月にミリオンです。にもかかわらず、1位になれませんでした。この時、チャートの1位にいたのはキャロル・キングの「It's Too Late」でしょうか?だとすると、不運ですね、あちらも名曲。その上、この時点でキャロル・キングはジョン・デンバーよりも知名度は遥かに上です。この後、ジョン・デンバーはNo.1ヒットをいくつか出します。この歌のヒットで知名度を上げたからです。いわば、これは出世作。一方、キャロル・キングは60年代からずっとヒットメイカーでした。
この曲は名曲で、大ヒットもしましたが、チャートでは巡り合わせが悪く、2位止まりでした。不思議なことにその後ジョンデンバーが出したNo.1ヒットはそれほど残っているとは言えない状況です。まぁ、これはチャートあるあるですね。
名曲のチャートアクションにはありがちなんですが、歌手は無名だが、曲の良さだけで、大ヒットしたものの、知名度のある歌手に1位を阻まれ、2位どまり、これですね。これはその典型と言えるでしょう。
ちなみに、キャロル・キングの「It's Too Late」はこの年の年間チャート3位の大ヒットで、その曲が入っているアルバム「Tapestry」は名盤の誉れ高い1枚です。「Take Me Home, Country Roads」ほど馴染みはないかも知れませんが、こちらもお勧め。一応、貼っときますね。
それでは、また。
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