ムー大陸です
前回に続きポール・マッカートニーのベストソングです。前回はソロ編でしたが、今回は予告通りウイングス編をやります。以前、このブログの名曲たちの成績表17で、ウイングスの「Silly Love Songs」を取り上げた際、ポールのビートルズ解散後の活動は、ソロとウイングス両方で評価すべき、つまり、ウイングスは10年続いたバンドだから、ポールのソロの一部としてではなく、単独で評価すべきと書きました。そういう意味を込めて、ソロとウイングスを各々やる事にしました。
それは何を意味するかと言うと、ウイングスのTOP10だと、必ずしもポールの作品じゃない曲が入る可能性があるのです。あり得ないと考えるかも知れませんが、デニー・レインの曲とかね。ここはポールの作品だけに限ります。私は「Time To Hide」のライブ盤とか「Again And Again And Again」とか結構評価しています、TOP10には入らないと思いますけど。そんな訳で、ルールとしてはウイングス時代のポールの作品を私の好きな順に10曲選ぶ、これだけです。
ランキングは以下の通り
10位 Listsen To What The Man Said(1975年)
アルバム「Venus And Mars」からのシングルヒット。全米1位です。クラリネットが効いています。録音したニューオリンズの息吹でしょうか?粋に仕上がっています。
9位 Mull Of Kintyre(1977年)
イギリス国内では「She Loves You」を抜いて、当時のイギリス最大のヒットとなりました。バグパイプを大胆に取り入れた意欲作です。スコティッシュですね。あまりこういうのは他では見かけません。
8位 Mrs. Vandebilt(1973年)
アルバム「Band On The Run」の1曲。「ホ! ヘホ」というコーラス、こちらは録音したナイジェリアの息吹でしょうか、ワイルドな出来です。ここまでニューオリンズ、スコットランド、アフリカンと色とりどりです。
7位 Medley:Hold Me Tight / Lazy Dynamite / Hands Of Love /
Power Cut(1973年)
アルバム「Red Rose Speedway」のB面を彩るメドレーです。ちょっとだけ「Abby Road」風です。このメドレーの中の「Hands Of Love」が好きなのです。他の3曲はそれほどでも。出来れば単独で聴きたいところです。
6位 Spin It On(1979年)
これは意外かな。アルバム「Back To The Egg」収録です。時代でしょうか、ポール風パンクって感じです。アルバム自体結構ロック回帰です、「卵へ戻る」のタイトル通り。サビカッコいいです。ライブでやったら映えると思います。ポール本人はこの曲忘れているかも知れませんが。
5位 Cafe On The Left Bank(1978年)
これも意外ですよね。アルバム「London Town」収録。シングルでも何でもない曲ですが、これは結構な名曲です。キャッチーなメロ良いです。特に終わり方、サビ変化からイントロに戻って、Aメロ繰り返しながらフェイドアウト。いや、勉強になります、ポール先生。
4位 Venus And Mars / Rock Show(1975年)
アルバム「Venus And Mars」のオープニング。メドレーですが、ここで選んだのは主に「Rock Show」の方です。ライブ盤で「Jet」に繋がるのも最高。ノリの良いロックで、最後のサビ繰り返しのところのドラムフィルイン良いです。ポール的には歌詞が古臭いのを気にして、あまりライブではやらないようです。
3位 Live And Let Die(1973年)
007シリーズの同名映画の主題歌です。今ではポールのコンサートのクライマックスになっています。これがまた規格外の名曲。あの冒頭のコーラスの入り方、オーケストラのはめ方、ちょっとやられますね。映画タイトルに合わせた歌詞も絶品です。ガンズ・アンド・ローゼズのカバーでも有名ですが、ポール盤の方が良いですよ。
2位 Jet(1973年)
アルバム「Band On The Run」のファーストシングル。最高位全米7位でした。魅力的なイントロから「ジェ!」のシャウト。ライブだったら、拳突き上げるでしょう。メロディも最高です。世間的にはそう思われてはいないでしょうが、ロック史に残る屈指の名曲と捉えています。
1位 Band On The Run(1973年)
アルバム「Band On The Run」のタイトル曲です。主に3部構成になっていて大胆にメロディが展開します。ポールらしい大作です。全米1位のヒットです。このアルバムからは3曲がランクインです。私的にはソロ、ウイングス通じてポールの最高傑作と思っています。世間的にもそういう評価かも知れませんが、それでも過小評価と感じています。本来はロック名盤上位に置くべきでしょう。ランクインしていない曲も名曲揃い、必聴です。
はい、意外なセレクションもあったと思いますが、基本的にはオーソドックスと自分では思っています。特に前回のソロに比べると。ウイングスの絶頂期のアルバム「Speed Of Sound」からは1曲もないのは意外ですが、私はあのアルバムそんなに好きじゃないんですよ。多分、20位まで選んでも1曲も入らないでしょう。
さて、ここで前回のソロのランキングと合体させて、ポール・マッカートニーのビートルズ解散後ベストソング総合TOP10を作ります。
これが前回発表したソロのランキング
10位 New(2013年)
9位 Uncle Albert / Admiral Halsey(1971年)
8位 What`s That You`er Doing?(1982年)
7位 Temporary Secretary(1980年)
6位 Say Say Say(1983年)
5位 Driving Rain(2002年)
4位 Beautiful Night(1997年)
3位 Take It Away(1982年)
2位 This One(1989年)
1位 Junk(1970年)
そして、これが総合ランキングです、
10位 Driving Rain(Live)
9位 Cafe On The Left Bank
8位 Beautiful Night
7位 Venus And Mars / Rock Show
6位 Live And Let Die
5位 Take It Away
4位 This One
3位 Junk
2位 Jet
1位 Band On The Run
本当に偶然ですが、ソロ、ウイングス5曲ずつになりました。やはり、70年代の作品が6曲と一番多く、80年代が2曲、90年代と2010年代が1曲ずつ。確かに息が長く活躍を続けていますが、往年のような作品は生まれにくくなっていると感じます。残念ながら、最新作「McCartneyⅢ」には個人的には感じるものが少なかったです。好きな方にはごめんなさい。
でも、次のアルバムに期待しています。シングルヒットを是非お願いしたいです。
それでは、また。
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「Evergreen」
「春に死のう」