ムー大陸の音楽探検

ボカロP・ムー大陸が紹介する音楽のアレやコレや

アニソン魂28〜「すきすきソング」

ムー大陸です

 

 

私のお気に入りのアニソンをピックアップしてオススメする「アニソン魂」のコーナーです。

今回のテーマはコチラ、

 

 

「すきすきソング」

 

 

です。

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アニメED

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これは「ひみつのアッコちゃん」のEDテーマです。1969年から2年弱放送されたアニメで、原作は赤塚不二夫氏の漫画です。赤塚不二夫氏のヒット作の中でも連載開始が1962年と古く、「おそ松くん」と同じ年です。つまり、同作品と並んで赤塚氏の出世作と考えていいでしょう。しかし、「おそ松くん」と「ひみつのアッコちゃん」って、同じ作者とは思えませんね。赤塚氏は破壊的ギャグ漫画で名を馳せた方ですが、ブレイクする前の彼は少女漫画などを手掛けていました。「ひみつのアッコちゃん」は元の赤塚氏の一面が出た中では最高傑作でしょう。今に続く魔法少女モノの嚆矢となった作品です。ちなみに「アッコ」と言うと、和田アキ子氏をイメージしてしまいがちですが、コチラの「アッコ」は本名加賀美あつ子、「アキコ」ではなく「アツコ」です。

そのアニメには立派な主題歌があります。タイトルはそのまま「ひみつのアッコちゃん」。これは赤塚氏のお気に入りで、その後もアニメ化の際は必ずこの主題歌を使うという条件を付けた程です。

 

ひみつのアッコちゃん

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この主題歌然としたオープニングに対し、エンディングテーマはかなり自由度が高かったようです。どういう経緯でこうなったかは分かりませんが、出来上がった作品を見れば、好きなようにやって良いよと言われたと思えてしまいます。

 

OPもEDもテーマ曲は、作曲・小林亜星、作詞・井上ひさし山元護久のコンビです。小林氏はCMソングの巨匠、歌謡界ではレコ大受賞と大活躍ですが、アニソンにおいても傑作が多数あります。何と小林氏はここでロックンロールを持って来ます。素晴らしいですね。大胆にオルガンを挿入、ギター、ベース、ドラムの音をもっと大きくしたかったですが、当時としてはそこはやむなしでしょうか。これがシンプルにロックンロールの名曲で、今でも普通にバンドがカバーしたら、充分映える一曲です。

一方で、作詞の井上、山元コンビは「ひょっこりひょうたん島」を書いた劇作家コンビです。1969年まで同人形劇は放送されていましたから、既にそれで名が売れていたとは思います。井上氏はご存知の方も多いでしょう、後に直木賞も受賞して作家として大成、山元氏は「おかあさんといっしょ」などの脚本も手掛けた児童文学者です。コンビでの仕事なのは、やはり「ひょっこりひょうたん島」の主題歌を書いた実績を買われてなのでしょう。

いや、実際、この「すきすきソング」の歌詞は最高です。何がって全てがです。

先ず出だしの

「すき すき すきすき

 アッコちゃーん アッコちゃーん

  すきすきー♩」

からして秀逸です。

その後、アッコちゃんが来ると期待して、出掛けて来たけど、他の奴が来てしまったという歌詞が3回繰り返されます。正直、何故それを歌うのかは全く分かりませんが、でも、それで良いのです。ロックンロールに対応しています。それも最高にロックです。児童文学者恐るべしです。

その最高のロックを歌ったのは水森亜土氏です。彼女はイラストレーター、ジャズシンガーなど多才な人ですが、アニソンにも積極的です。彼女の代表作はこの「すきすきソング」と「Dr.スランプ」の主題歌「ワイワイワールド」でしょう。私は圧倒的に「すきすきソング」を支持します。彼女の声というか歌い方、いや、口調っていうのかな、これが実に特徴があって魅力的なシンガーです。この歌においても何となく舌足らずな感じの歌い方がマッチしています。本当に日本ロック史に残る名曲です。

そして、もう一つ、メイン・ヴォーカル水森亜土氏は最高ですが、更に素晴らしいのがバック・コーラスです。EDのアニメでは猫が4匹登場してコーラスしています。

「あーよーいと」

「あ どした アコちゃ」

「あ ちょいと アコちゃ」

「あーやっちょくれ」(と言っているのではないでしょうが、そう聞こえる。多分、「やってるね」)

はい、バック・コーラスというか、民謡の合いの手に近いですかね。そうです、ロックンロールに民謡の合いの手が入るという画期的な手法が取られ出来上がりは二つとない名作に仕上がりました。残念ながら、このバック・コーラスはクレジットがありません。やはり60年代はそこら辺は杜撰です。名も無きバック・コーラス最高の仕事でした。

最後にあのオルガンは江草啓介氏と言われています。元々ジャズピアニストで、スタジオ・ミュージシャンや編曲家として活躍。確かにあの縦横無尽なオルガンプレイは相当な腕前です。江草氏なら納得です。

最初にも言いましたが、これEDテーマだし、好きな様にやって良いと言われた感がひしひし伝わる曲なんです。考えてみれば、上述の如く、実力のあるスタッフばかり。そんな彼らが集結して、思いっきり楽しんで好きな事やったらこんな風になるって感じです。

それでは、また。

 

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