ムー大陸の音楽探検

ボカロP・ムー大陸が紹介する音楽のアレやコレや

ローリング・ストーンズ18年ぶり新作

ムー大陸です

 

 

前回、ビートルズの新曲「Now And Then」について書きました。複雑な心境も含めて。

さて流れで今回はローリング・ストーンズのニューアルバムについも書いてみようと思います。しかし、2023年は凄い年ですね、ビートルズストーンズの新曲が聴けるんですから。

 

ストーンズのニューアルバムは「Hackney Diamonds」。10月23日に発売されました。オリジナル楽曲によるアルバムとしては18年ぶりだそうです。これがかなり評判が良いんです。彼らの長いディスコグラフィの中でも傑作だとの声を聞きます。

The Rolling Stones  「Angry」

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実際、聴きました、私も。上記の評判などを知らずに何の予備知識も無いまま。

一曲目「Angry」、「Start Me Up」思い浮かべました。そういう声多いようです。かなり強烈な出だし。ミック・ジャガーの声よく出てる。スタジオワークとは言え、60年代とは言わないまでも、少なくとも80年代前半の声と遜色無いレベル。チャーリー・ワッツのいないアルバムだが、彼の残した音も聴ける。その後の全ての曲が良い、捨て曲無しという表現が相応しい傑作であると感じました。少なくとも80年代に発表した「Undercover」以降のどのアルバムよりも評価します。参加ミュージシャンも豪華ですね、さすがストーンズポール・マッカートニーエルトン・ジョンスティーヴィー・ワンダーが歌無しで楽器演奏のみで参加。いいね、演奏も素晴らしい。ビル・ワイマンも参加してる。レディー・ガガの参加には一抹の不安を感じたが、素晴らしかった。そこでもミックの歌良かった。

 

何が良いのか?と問われれば、それは明確で、

実にストーンズらしいのです。往時のストーンズがやっと帰って来た、そんなところです。ミュージシャンの創造性は誰もやっていない新しい事をやること、それはそうでしょう。でも、少なくとも私はそれをストーンズに求めていません。60年代、70年代に見せてくれたストーンズを再現すること、これだけを求めてきました。上記の80年代以降のアルバムはどれもらしく無い、求めているものといつも違うのです、もどかしさと言うか欲求不満を抱えていました。その内にアルバム自体出さなくなる。カバーアルバムも期待してなかった、オリジナルアルバム出せよとしか思わなかった。

 

正直、周年でベスト盤を出す、そこに2曲程度新曲を入れる、ニューアルバム出さないけど、ツアーはやるとか、そういうベテランバンドを軽蔑してます。ここ何年かのストーンズはその典型で、失望してました。ビル・ワイマンは抜け、ワッツは死に、もうストーンズのアルバムは聴けないと思ってました。そこへ現れたアルバムには何と待ちに待った当時のストーンズがいたのです。だから、これを傑作と感じたのです。私と同じようにストーンズらしいストーンズを感じた人は少なからずいて、評判が高いのだと推察します。

 

しかし、だから嬉しいというのは一切無いです。18年間書き溜めた作品を12曲だけ出すんだから、ある意味内容濃くて当たり前だとさえ言いたい。

ミックもキースもロン・ウッドも80歳近い訳です。なのに凄いよね、いや、そんな事も言いたくない。ロック・レジェンドなんだから、いつまでもロックしてくれなきゃ困る。

ロックするっていうのは、ライブじゃないよ、新作だよ、新作。これで来日も可能性があると言う声を聞きます。

個人的かつ極少数、極端な意見と分かって言いますが、ライブを求めていません。来日期待してません。

 

出来る事なら、すぐに次のアルバムの制作に取りかかって下さい。ここから3年連続くらいニューアルバムを出して欲しい。そうすれば、20年間に3枚のアルバムを出したことになる。それでも少ないが、大御所なので、仕方がないでしょう。18年間書き溜めたものは全て吐き出してもらいたいな。

これで有終の美なんてダメですよ。

だって彼らはストーンズなんだから。

ロックバンドの中のロックバンドです。

まだまだロックしてほしいなぁ。

わがままなファンですみません。

それでは、また。

 

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「あやかし」

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「死ぬまで生きてくんです」

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