ムー大陸の音楽探検

ボカロP・ムー大陸が紹介する音楽のアレやコレや

名曲たちの成績表②〜「I Want To Hold On Your Hand」

ムー大陸です。

 

「名曲たちの成績表」の2回目です。

今回はザビートルズの「I Want To Hold Your Hand」です。邦題は「抱きしめたい」。

 

この曲はアメリカにおける本来のデビュー曲です。本来はと言うのは、アメリカ上陸にあたって、当時契約がしっかり整備されてなかったようです。その為、色んなレコード会社から様々なシングル盤が出て、ヒットチャートを席巻。

1964年4月4日にはシングルチャートで1位から5位を、アルバムチャートでも1位2位を独占しました。ちなみに、その時のシングルチャートで「I Want To Hold Your Hand」は4位でした。4月の時点で、この曲はピークを過ぎて、落ちる途中でした。

ピークはもちろん1位。それも7週に渡りトップを維持し、その年の年間チャートでも1位という大ヒットでした。いや、単なるヒットを超えた社会現象がこのチャートアクションに現れていますよね。アメリカ上陸時、「I Want To Hold Your Hand」が7週、「She Loves You」が2週「Can't Buy Me Love」が5週と約3ヶ月半チャートのトップを独占、その間、「Twist &Shout」が2位、「Please Please Me」が3位などなど他にも大小ヒット多数。当時はチャートイン出来るのはシングル盤として発売された曲だけでした。今はそれがアルバム収録曲まで可とされていますから、アルバムを出すと、配信なので、何曲もチャートインすることになります。でも、全くチャートを席巻している感はありませんし、社会現象になどなっていません。そして、アルバム配信の力でも1位から5位まで独占は誰も成し得ていません。当時のザビートルズ旋風の凄さや熱がヒットチャートから伝わって来ます。

 

もちろん、この曲はザビートルズの代表曲の1つと言っていいでしょう。特にアメリカでの人気は一際です。恐らくどなたも一度や二度は聴いたことがあると思いますが、一応動画張っておきますね。

 

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さて、その後のザ・ビートルズのチャートアクションについてお話します。

この年、1964年には「Love Me Do」、「A Hard Days Night」、「I Feel Fine」の3曲を1位にしています。その上、ピーター&ゴードンに「A World Without Love」を提供して、これも1位になっています。いやぁ、凄いな。

 

そして、ザ・ビートルズに対する熱は冷めませんでした。いや、冷めさせませんでした、彼らが。彼らはいい音楽を作り続けました。もちろん、女性ファンの絶叫のような迎え入れ方は変わっていきましたが、ヒット曲は連発、ヒットチャート上ではその後、14曲を1位にします。合計で20曲が1位になったことになります。もちろん、これは最多記録。ちなみに2位はマライヤ・キャリーの18曲です。もちろん、マライヤは現役ですから、今後、記録を破る可能性はありますが、現在の人気からすると、やや難しいと言わざるを得ません。それより何より、ザ・ビートルズはこの20曲の1位を丸6年の間に出しているので、曲数で超えればいいというものではないと感じてしまいます。ザ・ビートルズは作品の質でも、ヒットチャートでも認められた稀有なバンドです。今回、テーマにした「I Want To Hold Your Hand」だけでなく、これをきっかけに、全曲、全アルバムを聴くことを強く推薦します。

 

それでは、また。

 

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