ムー大陸の音楽探検

ボカロP・ムー大陸が紹介する音楽のアレやコレや

貝を吹けぇ!

ムー大陸です

 

今回のテーマは、

 

法螺貝

 

です。

 

よく戦国時代のドラマで、合戦となると、「貝を吹けぇ!」なんて言って、ボォオオ〜〜🎵なんて吹くやつ、アレです。あれも楽器ですから、一応音楽の話題として取り上げたいと思います。

 

私が吉野に旅行に行った時、土産物屋に楽器の法螺貝が売ってました。生で見るのは初めてでした。

正直、欲しかった。吹いてみたかった。でも、高いんです。まぁ、大体30万円くらいだったと思います。さすがに、法螺貝買いに来たわけじゃない。ただただ桜の時期にかの有名な千本桜を眺めに行っただけなのに、そんな高い買い物しません。3万円でも迷うよな。って言うか、旅のついでにお土産として法螺貝買う人いるのかな?金があれば、買う人もいるのか。

 

確かに吉野山は昔から修験道の修行場です。修験道の行者、いわゆる山伏と言われる人たちが腰にぶら下げているのが、楽器の法螺貝です。何で山伏が法螺貝持っているのかはよく分かりません。

元々はお釈迦さまが初めて教えを説いた初転法輪(しょてんぽうりん)のエピソードに、帝釈天から法螺貝を贈られたとあるのです。それ以来法螺貝は縁起物らしいのですが、でも、何で楽器にするのかはわかりません。山伏も修行僧、お寺は大体において山にありますが、更に奥へ踏み入って修行したい人なんでしょう。法螺貝は彼らの音楽だったんでしょうか?

まぁ、だから、吉野山の土産屋に法螺貝があっても不思議ではない。ただ、もう一回書きますけど、法螺貝買いに来たわけでない観光客が買うのでしょうか?法螺貝買うなら山の土産屋でなく、平地の楽器屋などに行くんじゃないだろうか。店に置いてあるということは一定のニーズがあるんですかねぇ。

 

私が興味深げに長いこと見ていたからでしょうか、店の爺さんが話しかけて来ました。

「吹いてみる?」

私は即答しました。

「いいんですか?ありがとうございます」

さて、法螺貝の吹き方、これを「立螺作法(りゅうらさほう)」と言うのだそうな。よく初めてだと音を出すのが難しいと言うけど、ちゃんとやれば、そんなことはないんだと、コレは爺さんが言ってた事です。

 

では、実際の音の出し方です。

上唇と下唇を両手でつまんでチョット前に引っ張る。その両手を左右持っていって上唇と下唇をクロスさせます。唇が〜のような形になるように。分かりづらくてすみません。その形で息を思い切り吹くと、口の隅からブブブブと破裂音気味の息が漏れます。その息で法螺貝を吹くと、割とすんなり音が出るんですね。つまり、貝は唇の端っこに当てる。実際、私も言われた通りにやってみたら、意外や意外しっかり音が出ました。戦場に響く法螺貝の音とまでは言えませんが、初めて出した自分の法螺貝の音に満足したのを覚えています。

 

とは言え、それで喜んで30万円の法螺貝を買うほどの余裕はありません。丁寧に御礼を言って、店を出ました。いや、なんか普通の土産は買ったかも知れない。

とりあえず、その後立螺作法なるものを正式に学んだりしてないですけど、今でも法螺貝欲しいです。本当は30万円でも買いたい。自分が作る曲の中でも使いたい。必要経費ってわけにはいかないよな。まぁ、何とかお金貯めますか。

それでは、また。

 

私のYouTubeチャンネルもよろしくお願いします。

www.youtube.com

新曲出しました。是非聴いて下さい♪

「楽しんだモン勝ち!」

youtu.be

「鬼火」

youtu.be