ムー大陸の音楽探検

ボカロP・ムー大陸が紹介する音楽のアレやコレや

名曲たちの成績表27〜「Sunny」

ムー大陸です

 

 

過去の名曲をチャートアクションから紐解いていく名曲たちの成績表のコーナーです。

今回は、

 

「Sunny」

 

です。

 

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この曲をアップルミュージックで検索すると、多くのカバーが見つかります。スティーヴィー・ワンダージェームズ・ブラウン、シェールから藤井風まで。さすがに名曲です。藤井氏の弾き語りカバーは素敵です。一度聴いてみて下さい。

 

藤井風盤

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オリジナルはボビー・ヘブによるもの。彼の自作です。1966年に発表され、8月に米国ビルボードチャートで最高位2位を記録しました。ちなみに当時もう一つのメジャーチャートだったキャッシュボックス誌では1位になっています。よくある現象です。

ビルボードにおいて「Sunny」の1位を阻んだのはラヴィン・スプーンフルの「Summer In The City」でした。こちらも名曲で、3週間1位に居座りましたから、かなり強力でした。ラヴィン・スプーンフルは既に「Do You Believe In Magic?」や「Daydream」と言ったヒットにより人気バンドでしたが、ボビー・ヘブは「Sunny」がファーストヒット、知名度の差が出たかも知れません。

 

「Summer In The City」   ラヴィン・スプーンフル

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また、オリジナル「Sunny」のアレンジはビブラフォン、ブラス、女性コーラスありとは言え、質実剛健にまとまっています。しかし、悪く言えば地味だったのでしょうか、今一つインパクトに欠ける印象は拭い切れません。

だからだと思うのですが、上述のように幾つものカバーが登場することになります。曲は良いけど、オリジナルのアレンジや歌には決定版と思わせるほどのものは感じないため、言ってしまえば、オリジナルを超えたカバーを作るつもりで一流アーティストが挑戦したのだと解釈しています。

ただ、スティーヴィー・ワンダー盤はイントロが強くて007シリーズみたいですし、ジェームズ・ブラウン盤については、そもそもこの曲は彼には不似合いに思います。シェールのものは華があるとは思いますが、それでもオリジナルの質実剛健の方が好みです。

 

スティーヴィー・ワンダー

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ジェームズ・ブラウン&マルヴァ・ホイットニー盤

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シェール盤

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そんな数多くカバーの中で、私が強く推すのは1976年発表のボニーMのバージョンです。オリジナルもかなり好きですが、私はボニーM盤の方が好きです。

 

ボニーM盤

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ボニーMは1970年代後半ヨーロッパで人気を誇ったドイツのディスコバンドです。ただ、彼らの評価は必ずしも高い訳ではありません。今では、と言うか、当時からある程度そういう面はありました。何と言うか、彼らはキワモノなんです。サウンド、ヴィジュアルどこから切ってもキワモノです、間違いなく。なので、本格派好みの音楽通には煙たがられる存在ですが、「使い方を間違えなければ」充分楽しめるバンドだと常々思っているので、今日はそこを話します。そこが今日の裏テーマです。

彼らがキワモノ扱いされる理由、いくつかあります。

①ファッションが低俗。無意味に派手な衣装は

 時代のせいではなく、趣味の悪さです。

②ファンキーでないファンク。女性ヴォーカル

 は歌が上手くないです。

③抜け殻のようなレゲエを演奏します。

 名曲に犯罪的な酷いアレンジを施します。

④彼ら唯一の持ち味はディスコですが、やり

 過ぎが鼻につき、やはり悪趣味です。

 

と、まぁ、良いところなんて一つも無いと思うような書き方ですが、そんな事はありません。彼らの評価すべき音楽はディスコです。もちろん、上述④は事実ですが、それでも彼らのディスコサウンドは唯一無二です。特に「Rasputin(怪僧ラスプーチン)」は独特のサウンドで、後のジンギスカンへそのやり過ぎ感は引き継がれます。下品なのは間違いありませんが、大好きな一曲ですね。

 

「Rasputin」   ボニーM

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一方で、③は注意して下さい。彼らの最大のヒットは「Rivers Of Babylon」で、ヨーロッパ各国で軒並み1位を獲得しました。彼らを拒絶し続けたアメリカでさえ、最高位30位とTOP 40入りを唯一許しました。オリジナルはメロディアンズの名曲です。それが見るも無残な状態になっています。彼らはボブ・マーリーの「No Woman No Cry」にも同じ事をしています。好きな方には申し訳ありませんが、彼らのレゲエは聴くに耐えません。なんで売れたんでしょう?ディスコブームの頃はレゲエもお手軽なものが喜ばれたということでしょうか。

 

さて、本日のテーマ「Sunny」のカバーは彼らのデビューアルバムに収録され、シングルカットされています。母国ドイツでは1位となり、イギリスでも3位まで上がっています。彼らの全盛期の幕開けの曲です。アメリカでのチャートインはありませんでした。

サウンドは彼らのディスコ7割ファンク3割といったところでしょうか。ここでも女性ヴォーカルは下手ですし、演奏もファンキーじゃありません。ただ、70年代ディスコ風のストリングスアレンジが素晴らしく、オリジナルには無かったイントロが付いています。これが最高で、このイントロでボニーM盤が私の決定版になりました。

実はオリジナルのボビー・ヘブも1976年に「Sunny76」というディスコバージョンを発表しています。こちらはアレンジがもう一つで、ディスコとして聴くなら、ボニーMの方がオススメです。

 

「Sunny76」   ボビー・ヘブ

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ボニー Mを聴くなら、「Sunny」と同じ路線の「Daddy Cool」や「Ma Baker」、それに「Rasputin」あたりを聴いておけば、問題ないでしょう。レゲエには決して手を出さないようにしましょう。

それでは、また。

 

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新曲公開しました。是非聴いて下さい。

 

「蒼の輪舞」

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Fantastic Future

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NSA

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