ムー大陸の音楽探検

ボカロP・ムー大陸が紹介する音楽のアレやコレや

映画「ロッキー」シリーズの音楽①

ムー大陸です

 

 

今回はタイトル通り映画「ロッキー」シリーズの音楽についてです。

皆さんご存知だと思いますが、映画「ロッキー」は1976年公開のシルベスタ・スタローン主演のボクシング映画です。大人気となりその後続編が作られトータル6作品に及び、ロッキーシリーズと呼ばれます。その他スピンオフ作品「クリード」もシリーズ化するなど長きに亘り多くのファンから愛されています。

このシリーズは制作の方向性が結構変わります。それが音楽面に如実に表れます。なので、音楽に注目しながらシリーズを追いかけましょう。

 

まず、第一作の「ロッキー」(1976年)です。脚本を書いたのはスタローン自身で彼が持ち込んだ企画です。監督はジョセフ・G・アヴィルドセン。

「ロッキー」予告編

www.youtube.com

スタローン扮するロッキー・バルボアは冴えないボクサーです。賭けボクシングや借金の取り立てなどで生計を立てています。ところが、ある日世界チャンピオンのアポロから次の挑戦者に指名されるのです。本来の挑戦者が怪我をしたため、無名の選手にチャンスを与えるというものでした。彼の闘志に火がつき、タイトルマッチへ。これがメインストーリーです。

同時にエイドリアンとの不器用な恋、その兄ポーリーやボクシングの師匠ミッキー達との人間関係が描かれます。ロッキーの朴訥とした人物像が良いです。そして何よりアメリカン・ドリームを真正面から描いているのが爽やかです。アカデミーで作品賞を獲得、スタローンは一躍スーパースターとなりました。

 

1960年代後半以降ハリウッドでは、大作主義へのアンチテーゼとして若き監督たちがアメリカンニューシネマと呼ばれる一連の作品を発表し業界もファンも活気づきました。例えば「俺たちに明日はない」「真夜中のカーボーイ」「イージーライダー」あたりです。それまでの娯楽大作に対し、「体制批判」「暴力」などを積極的に扱ったある意味異端の作品群です。私の好きな作品たくさんあります。

しかし異端も数年経てば王道になりますし、マンネリにもなります。アメリカン・ニュー・シネマがどう終わったかは解釈が分かれるところでしょうが、私はこの「ロッキー」の登場は大きかったと思います。変なひねくれ方をしていないアメリカを描いた素直さがニュー・シネマへの楔となったではと考えています。この前年の「ジョーズ」や翌年の「スター・ウォーズ」「未知との遭遇」などと繋がってニュー・シネマは終焉を迎えると思っているのですが、「スター・ウォーズ」をニュー・シネマに位置付ける人もいるくらいなので、そこは個人的な思いです。まぁ、それくらい映画史の中でも重要な作品だと考えています。

 

その音楽を担当したのはビル・コンティ

「Gonna Fly Now」

www.youtube.com

多くの方が聴いた事があるでしょう、トランペットで始まるあのテーマ曲を。「Gonna Fly Now」はインストでありながら大ヒットし、ビルボードチャートで1位になりました。アカデミー賞の主題歌賞にノミネートもされました。名曲中の名曲です。映画の中でこの曲がかかるランニングのシーンは映画史に残る名シーンですね。見ると上がります。

www.youtube.com

また、テーマ曲と並んで「Going The Distance」も名曲です。映画のラストを飾ります。サントラではこの2曲が中心で、多くの他の曲はこの2曲のアレンジです。

「Going The Distance」

www.youtube.com

名画には良い音楽があると言いますが、「ロッキー」も正にそうです。ビル・コンティは最高の仕事をしました。

 

映画「ロッキー」は大ヒットし、続編が作られました。それが「ロッキー2」(1979年)です。ストーリー的にもアポロとの再戦ということで完全な続きです。監督はスタローン自身になったとは言え、作風は前作を踏襲しています。ただあらゆる面で劣化、マンネリ化しており、ロッキーがチャンピオンになるハッピーエンド以外にポイントはありません。音楽的にも同様で前作のスコアがそのまま使われています。

「ロッキー2」予告編

www.youtube.com

 

ロッキー3」(1982年)では新しいストーリーが始まります。チャンピオンとして長期政権を築いたロッキーはハングリー精神を忘れ、若い挑戦者に敗れます。ミッキーの死、そしてロッキーの復活が描かれます。wikiなどではここで完結の予定だったとありますが疑わしいです。むしろ「ロッキー2」で完結のところ、改めて娯楽色を強めてシリーズ化に舵を切ったと感じます。

「ロッキー3」予告編

www.youtube.com

それを明確に表しているのが主題歌「Eye Of The Tiger」です。当時無名だったロックバンド、サバイバーを抜擢、同曲はビルボードチャートで6週間1位、82年年間チャートでも2位となる大ヒットを記録しました。ただ従来作品とのバランスも考えて、劇伴は従来通りビル・コンティのスコアです。

「Eye Of The Tiger

www.youtube.com

どうしたいのかが音楽に出ています。娯楽化を目指しているものの、まだ主題歌だけなのです。この時点では遠慮がちです。ある意味中途半端とも言えます。

この後大きく娯楽化の波が訪れます。次回に続く。

それでは、また。

 

ランキング参加始めました。ワンクリックよろしくお願いします。

 

私のYouTubeもチャンネルもよろしくお願いします。

www.youtube.com

 

新曲公開しました。是非聴いて下さい。

 

「蒼の輪舞」

www.youtube.com

 

Fantastic Future

www.youtube.com

 

「楽しんだモン勝ち!」

www.youtube.com