ムー大陸です
私のお気に入りの歌謡曲を紹介していく「ビバ!歌謡曲」のコーナーです。今回は、
「ときめきのアクシデント」
です。
これは原田知世氏のセカンドシングル、1982年の作品です。当時、彼女はまだ14歳でしょうか。デビュー直後の彼女は、角川の先輩、薬師丸ひろ子氏が主演した映画「セーラー服と機関銃」「ねらわれた学園」のテレビドラマ版に連続して出演します。本日のテーマ「ときめきのアクシデント」は第2弾ドラマ「ねらわれた学園」のエンディングテーマとして使われた楽曲です。
「セーラー服と機関銃」の主題歌「悲しいくらいほんとの話」が彼女のデビュー曲で、オリコン最高位41位、そして、セカンドシングルの「ときめきのアクシデント」は同67位でしたから、まだまだ彼女の認知度は低かったでしょう。この次のシングルが「時をかける少女」で、映画、主題歌共に大ヒットし、一気にトップアイドルの仲間入りをしますが、この時はまだブレイク前と捉えていいでしょう。
「ねらわれた学園」は、学園を支配しようとする超能力者の女生徒会長高見沢ミチル、それを指揮する京極少年と、主人公・関耕児と楠本和美たちの戦いを描いたSFです。このドラマ版はストーリーは同じとしても、映画とは随分雰囲気の異なるコメディでした。
ドラマエンディングバージョン
主題歌「ときめきのアクシデント」は普通のラブソングで、必ずしもドラマとは合っていません。いや、全くドラマの内容を無視した単なるタイアップと言えなくもないです。ただ、ドラマでは主人公二人の恋についても描いています。そこも重要なファクターです、楠本和美には予知能力のようなものがあって、好きな関くんを守りたい気持ちがある。なので、映画の方の主題歌はユーミンの「守ってあげたい」でした。残念ながら「ときめきのアクシデント」にはそういう関連性が無いので、タイアップを感じてしまうのですが、その中で一点、
「日向のガラスの街 モザイクの箱庭 嵐が来るような予感がする」
この部分だけが「ねらわれた学園」をほのかに感じさせるのです。まぁ、何となくですが。
そして、楽曲としてはこの歌詞がBメロの始まりになり、Aメロから展開するのですが、ここがこの曲で最高の部分になります。残念ながら、二番の歌詞はもっとラブソングに寄っているので、一番のBメロ、ここが歌詞、曲ともに最高で、これがあるからこそ私は今日ここでこの曲を紹介していると言っていいでしょう。
作詞・作曲は来生えつこ、来生たかおの姉弟です。「セーラー服と機関銃」と同じです。角川とは縁があるコンビです。この後売れっ子になりました。
原田知世氏は今ではフレンチ・ポップやボサノヴァなどを歌わせると素敵な歌手に変貌を遂げていますが、当時はまだ幼く、歌も稚拙な部分がありました。ところどころ音が不安定に感じます。一番と二番のメロディも微妙に違う気がします。ただ、爽やかな歌声は当時から変わりません。オシャレな雰囲気の歌手へ脱皮する片鱗はうかがえると思います。
何より彼女は角川の看板娘の一人でしたから、女優業が本業で、歌手は映画に付随するものとしてやっているのかと思っていました。しかし、1990年以降は鈴木慶一氏やトーレ・ヨハンソンらをプロデュースに迎えて本格的な音楽活動を始めています。嬉しい誤算でした。「ロマンス」とかとても魅力的でした。今でもたまに聴きますね。恐らく、彼女は歌を歌うのが好きなのでしょう。素晴らしいですね。
成長した彼女はこの「ときめきのアクシデント」を再録しています。アコースティック・ギターで実にオシャレに仕上がっています。ただし、リメイクの宿命でしょうか、技術的には遥かにオリジナルを凌いでいるのは言うまでもないのですが、やはり、初々しいオリジナルの魅力には勝てません。
リメイクバージョン
リメイクした理由を、多くの人がこの曲を好きだと言ってくれる、自分にとっても大切な曲と、彼女自身が語っていたと思います。私もその多くの人の一人ですが、みんなはこの歌のどこがいいのでしょう?「日向のガラスの街 モザイクの箱庭 嵐が来るような予感がする」でしょうか。だと、納得なんですけど。
それでは、また。
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「蒼の輪舞」
「楽しんだモン勝ち!」