ムー大陸の音楽探検

ボカロP・ムー大陸が紹介する音楽のアレやコレや

アニソン魂23〜「男一匹ガキ大将」

ムー大陸です

 

 

私のオススメのアニソンを紹介していく「アニソン魂」のコーナーです。

今回は、

 

男一匹ガキ大将

 

です。

 

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アニメオープニング

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同名アニメの主題歌です。

1968年発表の本宮ひろ志氏の大ヒット作のアニメ化です。本宮氏は今や日本漫画界の巨匠の一人ですが、不思議なことに彼の作品はそれほどアニメには縁がありません。あれほどの大先生ですから、一つや二つのアニメ作品はありますが、振り返ってみると、多くのアニメ作品はOVAなどで、地上波アニメはこの作品くらいしか思い当たりません。一番成功したメディアミックスはドラマ「サラリーマン金太郎」のシリーズかも知れませんね。

この「男一匹ガキ大将」のアニメも原作の大ヒットに比べると、それほど成功とは思えませんし、クオリティも高いわけでもありません。

現在、「週刊少年ジャンプ」は漫画界のど真ん中と言えるでしょう。しかし、創刊当時は他の漫画雑誌より後発で、いわゆるトキワ荘世代の巨匠の連載は無く、新人や若手中心の連載陣での勝負でした。その中で「週刊少年ジャンプ」を押し上げたのは永井豪氏の「ハレンチ学園」と「男一匹ガキ大将」でした。

週刊少年ジャンプ」の掲載作品のアニメ化第一号が「男一匹ガキ大将」です。現在に至るあの膨大なアニメ化人気作品への扉を開いた意義深い作品と言えます。

ただ、例えば、同じ二枚看板の永井豪氏がその後「マジンガーZ」「デビルマン」「キューティー・ハニー」と立て続けにアニメ化作品で人気になるのに対し、「硬派銀次郎」「さわやか万太郎」「俺の空」などヒットを飛ばすもののアニメには縁遠い道を歩んで行きます。

本宮氏の考える戦略のようなものは知る由も無いですが、作品自体からもその理由は見て取れると思います。彼の作品はいわゆる番長もので、喧嘩、暴力シーンが満載、それがクライマックスに来ます。主人公が成長する過程で敵を倒し、その敵が味方となります。そして、更に大きな敵と戦う、そんな後の「週刊少年ジャンプ」で踏襲されていくパターンを最初に持って来た作品でありますが、その戦いはスポーツでもSFでも異世界でもありませんから、どうしても血生臭いものになります。テレビ局が二の足を踏むのも分かる気がします。

サラリーマン金太郎」はそんな戦いをビジネスの世界に持ち込んだから上手く行ったのでしょう。「男一匹ガキ大将」がアニメ化されたのも1960年代だったから可能でしたが、時を経るに従ってアニメ化は困難となったと考えます。

 

さて、そんな「男一匹ガキ大将」、番長もののアニメの主題歌はどんな風に作ればいいのでしょう。少年漫画ですから、基本的に爽やかさはありますが、日本を統一する番長組織ってヤクザと変わりません。ですから、個人的な趣味で考えると、インストゥルメンタルが真っ先に思いつきます。例えば、映画「仁義なき戦い」みたいな感じです。歌付きなら、男の生き方を盛り込んだ重厚な曲、「網走番外地」「唐獅子牡丹」のようなイメージ。

いずれも少年向けアニメの主題歌らしくありません。更にタイトル「男一匹ガキ大将」を歌詞に盛り込むとかなり難しくなると思います。それらをクリアして出来上がったのが今日のテーマ「男一匹ガキ大将」です。主人公の決意を歌い、最後にタイトル。正直、「人生はチャレンジだ」「人生はファイトだぜ」あたりの言葉選びは古臭くあまりに昭和に思えますが、路線は間違いないと思います。私には思い付きませんね。今回取り上げたのは、個人的にたどり着くのが最も困難に思える作品だからです。

あくまで昭和のアニソンとして考えても、スポーツアニメならその世界のキーワードで装飾すれば、それなりのものになりますが、番長ものってそれが難しいです。なおかつ少年ものですから。作詞は森本浩史という人です。他に作品を知りません。

一方曲の方も活きが良いマーチです。アップテンポなシャッフルです。少年アニメの主題歌然とした傑作です。曲やアレンジの出来は「バビル二世」や「海のトリトン」あたりに見劣りしないと思いますが、あまり評価されていないというか、話題にもなりません。そういう意味からも取り上げたいと思いました。広瀬健次郎氏の作曲です。映画音楽が主戦場でしょうが、アニメも少しだけやっています。

歌っているのは宍倉正信氏。東京マイスタージンガーのメンバーだった声楽家です。何と言っても「ウルトラセブン」の「ウルトラ警備隊の歌」が光ります。

但し、あれは東京マイスタージンガーとしての歌唱でした。「男一匹ガキ大将」はソロです。歌は上手いのですが、そこは芸大出の本格派、正直、番長ものの主題歌と合っているとは言い難いと感じます。「見せてやれ ど根性」とか「やったるぜ どこまでも」などの歌詞と、クラシック畑の行儀のいい発声にギャップがあります。そこは大きなマイナスと言わざるを得ません。

それほど有名曲ではないので、カバーもほとんどありませんが、串田アキラ氏のカバーはオススメです。オリジナルよりずっと歌詞とマッチしています。ただ、仲間達の掛声みたいなコーラスが入っていて、多少やり過ぎ感があるのですが、そこを許せるならカバーの方を聴いていくと良いでしょう。

串田アキラ

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これから更に素晴らしいカバーの登場を期待します。

それでは、また。

 

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新曲公開しました。是非聴いて下さい。

 

「蒼の輪舞」

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「楽しんだモン勝ち!」

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