ムー大陸の音楽探検

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アニソン魂21〜「ああ青春よいつまでも」

ムー大陸です

 

私のお気に入りのアニメソングを紹介するアニソン魂のコーナーです。。今回は、

 

「ああ青春よいつまでも」

 

です。

 

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これはアニメ「ドカベン」のエンディングテーマです。野球漫画の巨匠水島新司氏のヒット作は数あれど最も人気が高いのはこの「ドカベン」ではないでしょうか。主人公・山田太郎を中心に、葉っぱがトレードマーク、男・岩鬼小さな巨人・里中、秘打男・殿馬などの個性的なキャラが活躍する一大野球巨編です。「ドカベン」の後「大甲子園」「ドカベン プロ野球編」「ドカベン スーパースターズ編」「ドカベン ドリームトーナメント編」と続き、昭和から平成を駆け抜けました。

高校3年間の部活動を超長期連載で描く、つまり、10年以上連載していながら作品内では3年しか経っていない、そんな今もスポーツ漫画全般で広く使われる手法はこの漫画からでしょう。

その「ドカベン」の人気絶頂期1976年にアニメ化、初代のエンディングテーマが「ああ青春よいつまでも」です。

オープニングテーマ「がんばれドカベン」が「がんばれ がんばれ ドカベン や〜まだたーろ〜♩」という明るいド直球な主題歌なのに対し、エンディングは少しマイナーで哀愁が漂います。ただし、悲しげなバラッドなどではなく、マーチです。いわゆる軍歌調と呼ばれる一曲です。

「がんばれドカベン」  こおろぎ`73

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野球アニメで軍歌調と言うと、「巨人の星」の主題歌「行け行け飛雄馬」を思い起こさせます。制作段階でひょっとすると意識した、というか、軍歌調というアプローチもあると脳裏をよぎったくらいはあるかも知れません。意外と昭和アニメにはこの軍歌調は登場します。実は「行け行け飛雄馬」はミリオンヒットなんです。この成功例があったことは大きいでしょう。一つのメソッドになっていました。「空手バカ一代」や「少年徳川家康」などに踏襲されています。

「行け行け飛雄馬」  アンサンブル・ボッカ

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なので、実際、この2曲は割と似ています。まぁ、軍歌調なんてみんな似てしまうところはありますから。また、歌っているのは男性コーラスグループです。これも共通です。

ただ、それはメロディや展開が似ているだけであって、出来上がった作品の雰囲気はまるで違います。

 

「行け行け飛雄馬」はタイトル通り、巨人の星を目指して、飛雄馬よ、進んでいけという内容と相まって正に軍歌に聞こえます。男性コーラス、アンサンブル・ボッカの歌い方も力強いです。余談ですが、このアンサンブル・ボッカのメンバーは分かっていません。ミリオン歌手なのに。印税無しの買取なんですかね。

昭和アニソンの悲しさです。こういう人たちに儲けて欲しかった。

 

すみません、話戻します。

一方で、「ああ青春よいつまでも」はもちろんタイトルにあるように青春の歌であって、友情の歌であって、若者の応援歌のような内容です。従って、その聞こえ方は軍歌というより校歌でしょうか。ただ、校歌にしては砕けた感じと、よりプライベートな内容を含んでおり、この歌は寮歌といった風情を纏っています。学校というほどの規模ではなく、学校の寮くらいの一体感ですね。

 

こちらの男性コーラスはこおろぎ'73というグループです。数多くのアニソンを歌っています。個人的にはアニソンなら「元祖天才バカボン」のエンディング「元祖天才バカボンの春」が最高傑作かな。バックコーラスも多く、特撮ソングですが、「秘密戦隊ゴレンジャー」のバックコーラス「バンバラバンバン♩」を入れています。GJです。ここら辺はまた後日取り上げたいと思います。

彼らの特徴は優しい声です。押し出しはアンサンブル・ボッカほどではないですが、フォークソングのハーモニーに通じる優しさがあり、それが「ああ青春よいつまでも」を軍歌ではなく寮歌にしています。

 

曲は巨匠・菊池俊輔氏です。音楽全般菊池先生が担当です。「仮面ライダー」など名作の影に菊池あり!です。さすがに菊池先生の場合、「ああ青春よいつまでも」が最高傑作とは言い難いですが、数多い彼の作品群の中でも、この曲は異色で光っていると思います。

一方、作詞は保富康午(ほとみこうご)氏です。こちらも多くのアニソンに詞を残しています。が、一番有名なのは「大きな古時計」の日本語歌詞でしょうか。ただ、私は密かにこの「ああ青春よいつまでも」は彼の代表作の一つと思っています。

 

歌詞には一切「ドカベン」に関連するワードは使われていません。ただ、白い球、ユニフォームなど野球の歌である事は明らかです。その上、「ドカベン」の作品内で、主人公・山田太郎たちは野球部の合宿所に住んでいます。そういった部分も考慮すると、かなり、作品のキャラたちを思わせる部分はあります。ただ、それを超えて青春の応援歌のような位置付けまで昇華した感があります。

寮歌の風情をたたえた歌って珍しいです。

謡曲、アニソン、童謡見渡しても、こういう雰囲気の歌は見つけられません。とても貴重な一曲だと思っています。

 

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Fantastic Future

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「春に死のう」

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「あやかし」

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